腐向け

□兄と弟4
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携帯の着信音が鳴り響き、宛名を見た。
『カリー』自分達より10上で皇嵐の親戚だ。幼馴染みでもある。
カリー『ラディッツか、よかったぜ。なぁ皇嵐知らねぇ?』今は聞きたくない名だった。兄の彼女で己は自然的にフラれているのだから。
ラディッツ「…バカ兄貴とどこか行ってるみたいだぞ。」
カリー『はっ!?、あのブラコンカリグラと!?。いや確かにあいつら…でもカリグラがなぁ…ラディッツの…』
ラディッツ「皇嵐と何かあるのか?」
カリー『用事あったからさ。けど皇嵐が家にいなくてな…今ごろヨロシクか?。」
ラディッツ「兄貴がするかっ!!。」
カリー『…俺一度もカリグラが皇嵐とヨロシクとか言ってねぇぜ?。』
ラディッツ「さっきの言い方はそうだろ!?。カリー『お前カリグラのこと好きなんだなぁ…』はぁ!!?。」言葉を言われて顔が赤くなる。俺が兄貴を!?。皇嵐ではなく!?。
カリー『お前さ皇嵐のこと好きだけど、諦めたんだろ?。』
ラディッツ「…あぁ。」皇嵐は己にとって高嶺の花だ。
高い高い天にある一輪の花だ。そんなのを地の深底にいるような存在が振り向かせるなんて無理だ。…だから諦めた。押し止めた。
カリー『まぁわかるぜ。皇嵐は優しくて美女だからな。』カリグラなら、わからねぇでもねぇが…とカリーはぼやく。
ラディッツ「…なんだその言い方、兄貴に何かあるみたいな言い方だな。」
カリー『…まぁな。それはお前が気づかないといけないかもしれん。』
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