腐向け

□兄と弟3
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カカロット「兄ちゃん双子の癖にカリグラ兄ちゃんの弱さわからねぇのか!。オラよりカリグラ兄ちゃんといたのに!!。そんなっカリグラ兄ちゃんの気持ちもわかんねぇならっ…!。





ラディッツ兄ちゃんが化け物だよ!!。」弱さなんか見たことなかった。兄・カリグラは、いつも己の前では凛としていたから。何があっても笑ってたし、成功させていたから。
ラディッツ「…バカロットが。では聞くが、お前は優劣を言われたことあるか?。『兄よりできない弟』と言われたこと聞いたことあるか?。『所詮見た目だけだ』…双子だからと比べられたやつの気持ちが貴様みたいなやつにわかるのかっっ!!。」そうだ、カカロットなんか末だからと可愛がられてきたし恵まれていた。
長男のカリグラなんかは、一番風当たりがあるはずなのに何もなかった。一家の長はあっても持ち前の天賦の才で流してみせたのだ。なのに己は何もない。覚えもない。
するり、と手は離れた。カカロットは顔をうつむかせてポツリと呟いた。
カカロット「…ラディッツ兄ちゃんは、カリグラ兄ちゃんに可愛がられてるじゃねぇか。」
カカロット「だってオラ、カリグラ兄ちゃんに頼られたことねぇもん。迎えに来てくれたこともねぇ。オラが体調崩したときぐらいしかねぇよ」
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