腐向け

□あたためあい
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「……さみぃな」カリグラは布団から起き上がり、服を着た。隣を見ると普段いるはず……いや普段は己より遅く起きるはずのラディッツがいない。
部屋から出るといた、ラディッツが。
「じじぃの朝ははやいと聞いたが、今日は遅いな。」腕を組んで嘲笑うように。
「…おじさん、寒いのは苦手だからなぁ」そういってラディッツに抱きつくと負をついて驚いたのかじたばたと離せ!!と腕のなかで暴れる。
実際寒いのが苦手なのは事実だ。秋は平気だが、このように冬に近づいてくるときは暖房が恋しくなる。何度冬というものを消してやろうと思ったことか。
「カリグラ!、離せ!!。」
「なんだ恥ずかしいのか?、これ以上のことを昨晩たくさんしただろ。相変わらずツンデレだなぁ…」力強く抱き締め、ラディッツの耳元でささやくけどするとなっ…!?と顔をさらに真っ赤にする。そして本気でキレたのかカリグラの右腕をつかみ見事に一本背負い投げを決められる。
なんとか受け身はしたものの、背中を少し強くうってしまいさすっているとラディッツが少し焦りながら言ってきた。
「うっうるさい!!、黙れ!。あっあああれはお前がっ……!、いやらしい声でささやいてきたり誘ってきたからだろ‼。」
「……いやらしいって、どういうのなんだ?。ラディッツ」カリグラはニヤリと意地悪げに笑みを浮かべて艶のある声で低温で響きあるものでまた耳元でささやく。
「そういうのだろうがぁッッ!!、この確信犯が!。」
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