腐向け

□昔の王と王子(カリグラ×ベジータ)
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ラディッツが死んだことを聞いたベジータたちは、惑星を飛び出そうとしたとき…
ベジータ「…ナッパ、栽培マンの…」荷物の準備をしているナッパに追加を頼もうとしに来たベジータは、ナッパがいないことに気づいた。
おかしい…、とスカウターに電源をいれようとすると背後から声が聞こえてきた。それも、聞きなれた男の冷たく冷酷な声が。
「あーぁ、ベジータは冷たいなぁ…粉骨砕身で働いた俺を生き返らせてくれない。ナッパなんかー、提案したのに最後まで通してくれない。おれ、泣いちゃいそ」ベジータは、振り向き目を見開いた。
ベジータ「ラディッツ…!?」黒く長い髪、刃のように鋭い目。何より、その右手に持っているのに驚いた。
ナッパだ。ぼこぼこにされ、だけど戦闘服に傷がない。けど、その顔の傷やきぜつしていることから、ラディッツ?にやられたのは確実だ。
「ベジータ…お前にとっての俺はそのぐらいか?。悲しいなぁ…」ニヤリ、彼は笑った。だが、ベジータはすぐに気づいた。彼の目が片方が真っ赤に赤くて、前髪がたれてあり格好も珍しいものであることに。
ベジータ「…キサマ、ラディッツではないな…!!」まさか、とベジータは幼少の頃読んだ文献を思い出した。ー惑星ベジータには、かつて下級のものが王になった時期があった。ー長い髪に、相応違う色の瞳ーそして、何もかもを滅ぼす力の持ち主…ー宇宙の悪夢、魔王…ー。
ベジータ「カリグラ=ガイウス…!!」そうだった!、カリグラの弟の一族は生き残っていた。下級として、まさかそれがラディッツとその弟…!。
ベジータは、幽霊と言う類いを信じなかったが今は己の目を疑った。
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