月鬼物語

□月鬼物語〜こども〜
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フリーザは銀河パトロール、そして自分が配下におさめた星星に指示を出した。
"大罪人・ラディッツを捕らえろ"と。
また、彼と仲が良かったターレスやカリーは処刑ものかと思えばそのままであった。泳がせておこうという算段があってのことであろう。
「フリーザになんか先に見つけさせん」ベジータは歯を食いしばり皆に告げた。
どこにいるのかとカリーたちに聞いても分からない、という。本当になのか当人達も今回の件については驚きを隠せずにいる。
「ラディッツは、俺達にも教えてませんから」父親のバーダックやギネもわからないと首を横に振る。
「でも、兄ちゃんのことだからどこか辺境の星にいるかも」弟のカカロットはよく兄といた。
いや、兄を追いかけていたという方が正しいかもしれない。そんな弟のいうことだから可能性が高い。
「辺境の星を探せ!!!!、そこにラディッツはいるはずだ!」ベジータは直ちに号令をかけて使えるサイヤ人たち全てをはなった。
(貴様にやられっぱなしのオレではないぞ!!)ベジータは星が描かれてる図を見ながら思った。

「ねぇ、ラディッツは見つかるんだよね?」ギネは自宅で心配になりながらバーダックの手を掴んだ。
「大丈夫のはずだ」バーダックはそんな妻の姿を悲しく見て頭を撫でながら告げる。
ラディッツは二人の最初の子供だ、大事なものでありそのために心配なのである。
ベジータはラディッツを許さない、見つければ死刑にされるのは必須だ。
「…きっと、カリーさんたちがしてくれるさ」そう、彼らがラディッツの親友たちが。流れですまされるはずだ、生きてるはずだ。
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