腐向け

□その刃先にも似た瞳
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「いて当然だろ!?、あのサディスト大魔神は!。」いないと思うかよ!、とターレスは答えた。
「やつはどこにいる!。」
「普通にその辺り彷徨いてるぜ…!、つかベジータ王子。」バシッ!とターレスは、力強くベジータの手をはたく。胸ぐらから離させた。そしてギロリ、と睨み付け言う。
「…ラディッツを生き返らせようとしなかったくせになぜ気になる?。今さら会わなくていいんじゃないのか」ターレスの言葉にベジータは、言葉を飲み込む。確かに彼の言う通りだ。
自分はラディッツをあのとき捨てたのだ、会う理由はないしそもそも会って何をするのかも考えていない。行き場のない手が震える…、でも会いたいのだ。会って話したいのだ。
「…きさまにっ言われなくても…わかってはいる…!」
「なら会うなよ、ラディッツもお前と会いたくないだろうぜ。…おれも会わせたくねぇしな…。」がっっ!!!、とベジータの首をターレスは力強く掴む。そして瞳を鋭くしてベジータに言った。
「理由はわかってるだろ?、おれはラディッツを傷つけるやつを許さん。例え王子だろうとだ…!、お前はあいつを生き返らせようともしなかった…!!。あいつは願ったのにな、だから会わせるはずねぇだろ!。お前とラディッツをよ!!」ターレスはベジータを地面に叩きつけてその場を離れようとした。
「…っがは…!」
「…変わってたなら考えてやろうと思ったが、残念だな。相変わらずの生意気王子でよ」
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