腐向け

□昔と変わらないお前は(タレ→→カリー)
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ああ、ほんとにこいつは昔と変わらねぇ……とターレスはためいきをつく。
「なあなあターレス、今日休みだしよ酒飲まね?。」
「酒は飲むが…オレに乗っかるな、カリー」ベットで寝ていたところカリーが部屋に来てドン!と乗っかってきた。
己より大きいからだ、でもターレス自身は慣れたことのようにカリーのことを相手する。
「??、なんでだよ。いつものことだろ、おまえ俺の相手なれてっし。」キョトン、とする顔はまるで純粋な少女のようだ。体格ににつかわないような可愛らしい顔をするところも、自分に対してスキンシップが多いところもホント変わらない。
「もう少し寝ようと思ってたのにな、お前に起こされちまったな。」ターレスはカリーをのかしながらむくりと起き上がる。
「おお!、起きるか。朝飯食うか?、軽く俺つくっからさ。」
「……あぁ。」カリーの笑顔にターレスは自然と笑った。
ほんと、昔と変わらない。

オレのあんたに抱く淡い恋心も。オレはあんたのことが好きだ、といえばカリーはどう反応するだろうかと思う。
「(大方なに嘘言ってんだよ、だろうな)」カリーの好きな人は…ラディッツの付き合ってる女だし、とターレスはおもう。
ああ、朝日があたってキラキラと星のように輝く白銀の髪は美しい。シルクのようにサラサラとした髪の毛、思いっきり抱き潰してみたい。そこから出る香りを身体いっぱいに吸いたい。
「はぁ、オレもラディッツのこと言えんな…」
「?、どうした。」
「何もねえよ」そうかよ、と言ってカリーはターレスの部屋を後にした。
「…オレの罪かね…」幼馴染に劣情を抱くのは。
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