楽しいカップル生活

□お土産物と甘いキス
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「おかえりなさい!スザク」

といったユフィの前にはなんだかいっぱいのお菓子の山があります。
彼女はとにかくにこにこしてそのお菓子を色々な山に仕分けしているようです。

「今日はズーラシアでのイベントに参加したので
 スザクにおみやげ買ってきましたよ♪」

わっきゃわっきゃとその山の中から
かわいらしいピンクのラッピングを開け始めました。

「これが〜 動物たちのイラスト付き
 マシュマロINチョコ
 トラとかちょっとスザクに似てるでしょー」

「ん ありがと かわいーね
 ごはん食べてからたべるよー」

「これが〜 おせんべ
 星の形のがカレーで 骨型の方がごまの味」

「へー おいしそー ちょっと食べてみよっと」

ぽりぽり
「わ カレー味おいしいね!」

「でしょ♪ でしょ♪」
ユフィは満面の笑顔!
その笑顔がとってもかわいくて愛おしい
ぶっちゃけお土産の内容物はほんとなんてことない。

「それと じゃーん!
 オカピサブレ! はいっ!どーぞ」と何やら動物の書かれているクッキーを手渡される。

「ほんとだー(よく見てない)
 そしたらこれは明日の朝ね!」と言った途端にユフィの顔が曇る…

「オカピさんは明日なの?!」

オカピサブレを大事そうに抱えてうつむくユフィを
サブレごと抱きしめる…。

君に悲しい思いはさせたくないが
その理由がサッパリわからずにユフィに優しく口づける
ユフィはいやいやと顔を横に振りながら
「あのね オカピサブレがお土産のメインなのね…
 このサブレ 顔がかわいいでしょ?
 それに… バター感がとってもあってサクサクっておいしそうに食べられそうでしょう??」
そういってオカピサブレをひしっと強く抱きしめてから僕の方に差し出した。

「だから スザクに食べてもらいたくて… すぐに…」

目の前に差し出されたオカピサブレを受け取り
封を開けると なんだかキリンのような…良くわからない動物と目が合う
かわいいかどうかはわからないけれど
ユフィが僕の為に選んで連れてきてくれた動物だ。

だんだんとその面長な顔がかわいく見えてくるから不思議だ。
きっとそれはユフィの所為だ…

オカピよりもユフィを食べたいけれど
物事には順番がある。
袋から出したオカピを半分ユフィの口にいれる

ぽりぽり 口の中にバターの香りと優しい甘みが広がる。
ふたりで ぽりぽり ぽりぽり  なんだかとても素敵な音楽だ。

「ユフィ♪ オカピは一枚でいいから君を食べたい…」
「あん♪ スザクってば!」

最期はお約束で♪

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