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□やっぱり…7
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彩side
「ここやで〜」
指をさす方向を見ると可愛らしいマンション。
「ここな、女の子しか住んでへんねん。ママがなセキュリティしっかりしたところ選んでくれてん。やから安心やろ??」
安心やろ?って…どういう意味やねん笑。ここで俺が安心やって言ったら美優紀のこと好きってことがばれるやん…
たしかに入口からしてセキュリティが万全ってかんじ
「おじゃましまーすっ」
「彩っ先お風呂はいって??」
「お、おう…俺からええん?」
「うん、うちそんな汚れてへんし」
なぜこんな会話をしてるかというと、帰り道のこと…
「バッサァァァああん」
俺と美優紀横を大きなトラックが勢いよく通過。
案の定大量の雨水がはねる。
そして俺と美優紀に直撃。
ってことや。
まあトラック側にいた俺にほぼかかってんけどな笑。
「でも着替えとかどうしよ…」
「うちが適当にだしとくな?あ…でもパンツは貸されへんから//」
「わ、わかったっっじゃあ頼むわっ、!」
なに今の可愛すぎやろ…ってか美優紀の服が俺に合うんかいな笑
風呂からあがったらそこにはTシャツとズボンが。以外にも男のおれでも入るサイズやった。
「美優紀風呂ありがとう。」
「おかえり〜服大丈夫そうやなっ!よかった〜それうちが持ってる服の中でいっちゃん大きいやつやで」
とドヤ顔をする美優紀。
「そーなんや笑ほんまありがとう。」
「うん、、じゃあうちもシャワー浴びてるくるな〜」
美優紀がシャワーを浴びてる間、なんや無性にねむい…少しだけねよ…と俺は意識を手放した
美優紀side
「ふぅ〜スッキリ!おまたせー」
「………」
「寝てるやん」
ベットにもたれかかって寝てる彩。
そっとブランケットをかける。
「風邪ひくで…」
彩の寝顔…昔から変わってへんな。少し口を開けて半目で寝てる。お世辞ともカッコいいとは言えない寝顔。でもなんか愛おしくて、、
ジーーっと彩の寝顔を見てみる。起きる気配はまったくない。
「そうやっ」
携帯を取り出して彩の顔をカメラにアップ。
「カシャッッ」
「ヌォッ?!」
「あ、起こしちゃった??」
「ちょっと美優紀いま俺の寝顔とったやろ!」
「んーなんのこと〜??」
「とぼけんの下手かっ!いいからはよ消して!!」
「いやや〜待ち受けにすんのー」
めっちゃ焦ってる笑
「アカンって!ちょっと貸して」
と言ってせまってくる彩。
「いやや〜」
お腹の辺りでガッシリ固定してると後ろから彩が携帯を奪おうとしてくる。
「コラっはなせっ!!」
それが10秒くらい続いた後、ようやく彩が今の状況に気付いたみたい。後ろから抱きしめてる見たいになってる状況。しかも至近距離で目が合う。
わかりやすく顔を真っ赤にする彩。
「ご、ごめんっ」
「う、うん…」
そんなされたらこっちまで恥ずかしいやん、、
「そうやっお腹空かへん??」
「確かにへったかも…」
「おっけ〜彩座ってて??あ、寝ててもいいで」
「お、おう」
彩side
「おまたせ〜みるきー特性オムライスやで〜」
目の前には美優紀のつくったオムライス。
う、うまそうっっ
「お味はいかが??」
「うまっっ」
「せやろー得意やねん料理」
とまたしてもドヤ顔。
卵フワフワやし味付けも丁度よくてめっちゃ美味しい。
やばい、、胃袋掴まれたわ、、
「ごちそうさま!」
あっというまに平らげた。
「はやいなーまだ半分しかたべてへんでうち」
「ええよゆっくりたべて」
「彩、そういや、連絡先しらん」
「ほんまやな」
「090714…」
「ちょいちょい!まてまて笑」
「早くして〜私の連絡先はレアなんやからー」
「よしっ登録完了」
「いつでも連絡してな?」
「お、おう」
それからは昔話やお互いの高校時代の話で盛り上がった
「それでさっ!あいなとななちゃんな一回別れそうになってんけどな、うちがなんとか引き止めてんで?あの二人はなお互いが好きすぎて空回りすんねん。うちが見守っとかなあかんねん」
「へ〜相変わらずやな。あいなもあー見えて不器用なとこあるしな」
「それ彩が言う?笑」
「どういう意味や」
「なんでもなーい」
「なんやねん…でも、二人の話してる美優紀めっちゃ幸せそう」
「そうかな…好きやからな二人のこと。家族みたいに。あ、もちろん彩もな?うん…幸せになってほしいねん」
「そっか…会いたいな…また4人で。」
「せやな…なんか思い出したらさみしくなっちゃった。夏休み…帰る?大阪」
「俺も…?うん帰りたい!」
「よしっ決まりやな!一緒に大阪いこっ」
「お、おう!」
やばいっスッゲー楽しみができた!