book
□やっぱり…5
1ページ/1ページ
美優紀side
彩たちが部屋に来ることになった。
これであかりと岸野くんの距離が縮まればいいなあ。
っていうのもあるけど、、うちが彩との気まずい雰囲気をこわしたかったのが本音。
「ただいま〜。急やねんけど岸野くんと小笠原くんと彩も来ることになってんー。たまたま同じカラオケにいてうちが誘ってんけど、いいやんな??」
「えーー?!ちょっとみるきー話が急すぎるよ!岸野くん来るの?!こころの準備が…」
「うちは別にええでぇ。ビリケンさんと話してみたいし♩」
「「おじゃましま〜す!」」
岸野くんも小笠原くんがノリノリで入ってきた。
こうしてはじまった6人でのカラオケ。これからの大学生活この6人ですごしてく予感がしてちょっと楽しくなった。
あれから5時間くらいみんなでうたった。このカラオケで思ったことは、彩の歌のうまさが半端ないこと。もうほんまにプロ並みや。
帰り道での会話
「なぁ、山本彩さ、やばいよな。あの顔で歌うまいって」
「なになに、りぃちゃんが褒めるのなんて珍しくじゃん笑まさかすきになっちゃった??」
「ちゃうわ!しかもな、まーちゅんに聞いてんけどギターも弾けるらしいで。大学でもギターのサークルに入ってるってー」
「まーちゅんって小笠原くんのことだよね??りぃちゃんがつけたん??」
「ちゃうちゃう、そうよばれてるらしいわ」
「そうなんだ笑
みるきーは山本くんがギターしてるの知ってたの??」
「彩のお兄ちゃんがギターやってるのはしってたけど彩も弾けるとは思わへんかったわー」
「そうなんだ。ってか山本くんモテる要素持ちすぎでしょ」
「この前カフェ行った時隣にいた女子たちが山本彩のこと話してたわー彼氏にしたいってー」
「そりゃモテるよねー。みるきー油断してたら山本くんとられちゃうよ??笑」
「はっ?!彩はただの幼馴染やし!」
「「またまたーー」」
あかりとりぃちゃんがニヤニヤしてる。ほんまにもうっっ//
「まあみるきーがその気になればおちへん男はおらんけどなあ」
「別に彼氏欲しいって思わへんし。うちにはあかりとりぃちゃんおったらいいねんー!
それよりあかりはどうなん??岸野くんと!」
「肩幅くんも歌うまかったよなー!まーちゅんは盛り上げ隊長やな笑」
「えーー//もっと好きになっちゃった//」
「あ、そういえはまーちゅんがな、岸野はあかりちゃん狙いって言ってたで!」
「は?!本当に?!///」
「うん」
「あかりよかったやん!!祝両思いやー!」
「ありがとうみるきー//でもこれからどうしよ…」
「そんなん肩幅くんからの告白まつだけやろ」
「岸野くんすぐ告白してきそう笑」
「やっぱり岸野くんってチャラそうだよね…」
「ひとは見た目で決めたらあかんで!まーちゅんが言ってたけど岸野はめっちゃ気が効く奴やって。山本彩はイケメンなのにヘタレで高校時代も付き合ったことないっていってた」
「え、山本くん付き合ったことないんだ、、カッコいいのにね」
「どんなに可愛い子に告られてもふってきたらしいでー」
確かに彩が女の子に話しかけにいってるところあんまり見たことないかも。ななちゃんと私は以外に。ずっと四人一緒やったしな…
懐かし…楽しかったなぁあの頃…一時期ななちゃんとあいなを取り合ってた時もあったわ笑あいなはパパみたいな感じ。まあ今はななちゃんのものやけどな!
「じゃああかりと岸野くんがくっつくのも時間の問題やなー!」
「もう//私はみるきーも彩がくっつくのも時間の問題やとおもうけどー??」
「だから彩とはっっ…」
「みるきーがそうでも山本彩の方は違うかもよーだってカラオケでみるきーのことめっちゃ見てたし!」
「それあかりも思ってた!」
りぃちゃんとあかりの観察力恐るべし…それやったらうちやって彩のこと見てたし…
「まーちゅんとライン交換してんけどトプ画みてや!めっちゃおもろない?!」
そこにはヲタクの変装をした小笠原くん。
「似合いすぎでしょ笑!小笠原くんって知れば知るほど好きになるねー笑」
「ちょっとあかり!二股はあかんでー!」
「はいはい、小笠原くんはりぃちゃんのだもんねー??」
「そういうことにしとこ」