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□やっぱり…4
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彩side


あれから1ヶ月程たったけど美優紀とはまだ話せておらず…大学で何回かばったりしたことはあったけどおれが避けてる状態や。気まずい状況つくってるのは俺やないかい。


「はぁ…」


「彩ため息ばっかついてんな、美優紀ちゃんのこと考えてる?」


「…」


「図星かいな笑」


「まーちゅん、どうやったら気まずい状況から脱出できる??」


「相手との関係性にもよるけど〜俺やったら何もなかったように話しかけるかなー」


「どんな感じで??なんて??」


「うーん、無難に、その服似合ってんな。とか??」


「それ無難なん?笑」

まーちゅんの無難が案外レベル高すぎ問題でわらった


「まーちゅん、それ彩にはレベル高い高い!とりあえず美優紀ちゃんに接触しよう。偶然をよそおって!」


「おー!さすが岸野!まゆも賛成やわな!早速作戦考えよ」


「勝手に話進めんな!」





















〜作戦実行日〜

俺は只今、カラオケにいる。もちろん岸野とまーちゅんも。岸野が吉田さんのラインをゲットしたらしく、吉田さんに協力を要請したらしい。


作戦内容は、吉田さんと近藤さんと美優紀がいるカラオケに俺らが潜入し、美優紀が飲み物を取りに行った時に吉田さんが岸野にラインをいれてくれる。そしてそこに偶然を装った俺が飲み物を取りに行ってバッタリ。っていう設定だ。


おれ以外の仕掛け人みんな張り切ってるけど、肝心のおれは…


「やっぱかえってええ?」


ビクビクや笑








「あっ!ライン来た!ほら彩!いけーー!!」


なかば強引に飲み物をとりに、、



「う〜んどれにしよ〜??」


なんて独り言いってる美優紀。意を決して飲み物とりに。



















まだ気付いてないみたい…このまま気づかへんくていいのに…

















一向に気付かない美優紀、、

ってか悩みすぎやろ笑



かれこれ3分はたってるで。



「あ、すみません。先どうぞっっ…って彩やん!」


「悩みすぎやろ笑」


「ごめんな?笑ほんまになやんでんねん!なあ、どれがいいと思う??」


そういって首を傾げて上目遣いをするこいつ…ほんまに、、誰にでもしてんのやろな


「別に何杯でも飲めんねんから適当にとりーや」


「飲みすぎるとトイレいきたくなんねんもーーん。ちゃんと選んで」


「なんで決定権おれにあんねん!」


「彩が決めたの飲みたいの。ほらはやくはやく!」


「…じゃあカルピスでいいんちゃう?」


「わかった、、…ココアにするな♡」


「えええーー」

といって軽くコケる俺。


「はっはっは!やっぱ彩やわ〜久しぶりの関西のノリや♩」


あれ?普通に話せてるやん。。後ろを見ると岸野とまーちゅんかおを覗かせてたからおもわずウインク。ふたりともグットポーズをしてる。




「そういえば彩、だれときてんの??」


「岸野とまーちゅんやで」


「うちな朱里とりぃちゃんときてんねんけど、あかりと岸野くんいい感じやしさ、彩たちの部屋いっていい??」



「え?ほんまにいってる??…まぁいいけど…俺らの部屋汚いから俺らが美優紀らの部屋いくで?」


「わかった!306号室やからきてな〜」


「お、おう」












これは作戦成功??

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