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□やっぱり…3
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美優紀side

あかりとりぃちゃんとたわいもないはなしをしているとき

「ふふふっっ」

あかりがいきなり笑い出した。

「なになに、わたしなんか変なことした??」

「違うよみるきー、あそこ見て、なんかしてる笑」

そしてりぃちゃんも笑い始めた。

「どこどこー??」

さっきから見当たらへんからぐるっとまわりを見渡してみる。






ガチっ







ひとりの男の人とめがあった

黒髪で色が白くて目がクリッと…





えっっ嘘…










「もしかして、彩??」




衝撃的な再会でした。






彩side

「お、おう、、久しぶりやな」

「ほんまに、、彩なん…?」

「なんで疑ってんねん」

「ほんまに彩やねんな…めっちゃ嬉しい!ずっと彩にあいたかってん!東京に来た時からもしかしたらあえるんちゃうかなって!」

「……ほんまに?……じゃあなんであの時………あの…なんか俺に言いたいことえるんちゃうん?」

「んー、久しぶり!」

「違うわ」

「元気やった??」

「もういいわ」

中学の頃からはるかに大人っぽい雰囲気を帯びた美優紀にドキドキしてるのを必死に隠しながら…平然を装っていた
なんであの時俺のことを避けてたのがどうしても知りたくて、美優紀に冷たく言い放った
こんなこといいたいわけちゃうのに…本当は今すぐにでも美優紀を…
悲しそうな顔を浮かべてジッと俺のことを見つめる美優紀。
二人の間に流れる沈黙。


「彩…」


よく考えたらここ食堂やし、ましてや大学でも有名な彼女と向かい合ってるこの状況…



周りの視線に耐えられへんくなった俺は


「じゃ…」



なにか言いたげな美優紀を残してその場をさったんや。







「彩、うまく話せたか??あの、、思ったんやけどさ、彩の忘れられん人って、もしかしてあの子のこと??」


「…ぅん」

「なるほどね、俺の推測からして、ずっとあの子のことが好きやったけど告白せずに、そのまま東京に転校してきたってことやろ?もしそうやったら、俺が思うに向こうも彩のこと好きなんちゃう?」


当たりすぎてて怖いねんけど…
でも美優紀が俺のことが好きってのは…多分違う。中学のころから
美優紀は俺を男として見てなかったから。家が隣同士やった俺らはよくお互いの家を行き来してた。美優紀は俺の前で平然とバスタオル一枚で現れるし、いきなり着替え出すし、、天然やから無意識にしてるんかもしれんけど。。


「まーちゅん変な推測すんな。」

「「面白くなりそう」」

まーちゅんと岸野が密かに呟いた















美優紀side


背のびてたな…雰囲気もなんか大人になってたし…はぁ…


「みるきー、知り合い?あの人って山本彩でしょ?」

「あー、幼馴染やで。てかなんであかり知ってるん?」

「高校の頃バスケめっちゃうまくてかっこいいから有名だったよ」

「そーなんや。」

「うん、山本くんの試合を見にくる女の子とか結構いたらしいよ」

「爽やか系やしな〜女子ウケよさそう」

「へぇ、、そーやったんや」



なんか分からへんけど胸がモヤモヤする



「でもあかりは後ろにいた、肩幅すごい人のほうが好きかも」




「うちはビリケンさんがええなぁ、山本彩はちょっと顎しゃくれてるやん」



「「りぃちゃん!」」



「ごめんなさい。笑」

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