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□やっぱり…
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「じゃあ、いくな…あいなも山田もこれからも仲良くやるんやでー!」
幼馴染の2人に手を振った。
「彩元気でなー!ななのことは心配せんでも幸せにするから」
「もうっ///あたしらのこと忘れたらしばくからな彩」
「忘れるわけないやろそれと…美優紀によろしくな」
「「お、おっけーおっけー!」」
「なんかごめんな、、気つかわせて…」
結局、もう一人の幼なじみである美優紀は来てくれなかった。
東京の高校に進学するって言った日から、なぜか美優紀は俺を避けた。
「俺の気持ちも知らんで」
新幹線の中でつぶやいた。
そして、時は経ち、おれは無事東京のW大学に進学した。今日は入学式
「まーちゅーーん!これからのキャンパスライフがまーちゅんと一緒だと安心やわ〜」
「ほんまいい加減人見知り直してくれへんかな〜毎日しゃくれ見ないかん俺の身にもなれ」
「だれがアントニオやねん」
「いやそこまで言ってへんし」
まーちゅんはほんまいいやつで、東京の高校が一緒でずっとこんな関係
あとは…
「あ、そういえばお前も同じ大学か、肩幅」
「どうも、肩幅でっかまんです。ってこら、しばくぞ!」
岸野も。みんな高校のバスケの仲間。実は三人とも大阪から東京に来たという共通点をもってる。
「はぁー!キャンパスライフ楽しむにはまず彼女ほしぃー!」
「まーちゅんわかるでぇ、でもおれ可愛い子みつけてん吉田朱里ちゃんって子。」
「へぇー、俺は別に彼女いらんなぁ〜」
「ほんま彩は彼女つくらんよな〜、忘れられん人でもいんの?」
ドキッ
岸野の言葉にあいつの顔がうかんだ。正直…あいつのことを忘れたことはない。ずっと好きやった。ふにゃふにゃの笑顔と思わせぶりな言動にいっつもドキドキしてたな…
「まさか図星ーー?!へぇー知らんかったわー詳しく聞かせろー!」
「まーちゅんうるせっ!近寄ってくんな気持ち悪い」
「まあまあそんな顎に血登らせやんと」
そんなこんなで大学生活をたのしんでいたある日
「そういえば、経済に関西弁のめっちゃ可愛い子おるらしいで」
「あっ、それまゆもきいたことある!もうすでにサッカー部の先輩とかいろんな人に告られてるって噂で聞いた。いま昼やし食堂でもいったらおるんちゃうん?暇やから見にいこや」
「おおーいいねぇー!!」
「はぁー?おれは行かへんでめんどくさい」
どうせギャルっぽいイケイケなやつやろ、、
「「ふぅーん、ならおいてくでぇ〜」」
「まってまって、ひとりにするな!……おれもいくから」
「「っしゃー!いくでー!!」」
「……。めっちゃ鼻息あらなってますやん。」
一人ぼそっと突っ込んでいた。
美優紀side
独り立ちしたくて、東京のW大学に進学した。ななちゃんやあいなと離れ離れになるのは嫌やったけど、自分自身成長したかってん。それに…もしかしたら、、あの人に会えるかな、、なんて。あんなに冷たくしたのに…お見送りすら行かへんかったのに…ほんま今更やってわかってるけど…この胸のモヤモヤは高校3年間で晴れることはなかった。
いまは東京に来てから仲良くなった、あかりとりぃちゃんと食堂でお昼を食べてる。
「りぃちゃーーん♡♡ハンバーグはおいちぃでちゅか??♡♡」
「うんおいしいで」
「みるきー、りぃちゃんあまやかしすぎだよ?可愛いのはわかるけど」
ほんまにりぃちゃんかわいすぎる!妹にしたいっ♡それに比べてあかりは世話焼きでいつも私とりぃちゃんのお世話をしてくれんねん!スタイルもよくて綺麗。
「そういえばみるきー、また告白されたんでしょ?」
「え、また?!だれに!?みるきーはだれにも渡さへんし!」
「りぃちゃん///うんー..でも全部断ってる。ときめかへんねん。」
「サッカー部の西野君にも告られたんでしょ?イケメンなのに、試しに付き合っちゃえばいいじゃん」
「ほんまに好きな人としかつきあいたくないねん。ん〜ほんま皆んなうちの何がいいねん。」
「「恐るべし、天然」」
「てかなかんさっきから視線感じんねんけど、うちだけ?」
「それはきっとりぃちゃんが可愛いからみんなみてんねんでー?♡」
「あ、あれじゃない??なんか肩幅すごい人とビリケンみたいな顔の人がめっちゃこっち見てる」
「ほんまや、みるきーみにきたんちゃう??ほら、みるきーかわいいで有名やん。ほらみるきー、あっち見てあげ?」
「どこー?どこのひとー??わからへん。わたしがみるきーですよ〜お〜い。」
「あ、みるきーの顔見えたみたいだよ笑すごいテンション上がってる」
「なんそれ、へんなの〜」
こっちをみてた二人の後ろで、”あの人”がいることも知らずに…
彩side
「ほらあの黒髪で内巻きの子」
「やっばっっレベル高すぎ問題やろ」
「ちょっとまって、横にいる子、、吉田朱里ちゃんやねんけど、、やばいやばい」
関西弁やから関西の子よな。興味本位で覗いてみた。
「えっっ」
「おれ、惚れたかも…あのハンバーグ食べてる天使///ニヤニヤとまらへん、、て彩なにあたふたしてんねん」
俺の胸が急に暴れ始めた、、
信じられへん、なんで、なんであいつが、、美優紀がおんねん、、