【大人向け】白×鬼

□何千年越しの恋
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「・・・誘ってるって捉えてもいいんだね・・・?」

一段、声を低めてやると、鬼灯の肩が微かに戦慄いた。

「ちょろいですね・・・」

「お前限定で・・・ね?」

目の前の形の良い唇に噛み付くように口付ける。

強引に唇を割って舌を挿し込む。

「んむ・・・っ・・・んんっ!」

鬼灯はやや眉根を寄せて僕のキスを受け入れている。

両手が白衣に伸び、きゅっと掴まれる。

その縋るような仕草に鼓動が早まる。

挿し込んだ舌で鬼灯の口内を蹂躙し、唾液を啜って飲み下す。

酷く甘く感じる。

閉じられた鬼灯の目元の赤みがいつもより増していて、淫靡さを引き立てている。

どんどん熱が上がるのを感じながら鬼灯を貪り続ける。

「ぁん・・・っ・・・ん、んっ・・・っ」

苦しいのか、鬼灯の声が切羽詰まってきた。

濡れた音を立てて唇を離す。

「ふぅ・・・っはぁ・・・んっ」

「はぁ・・・っ・・・」

力が抜けたのか、僕にしがみ付いたままだ。

「白澤さん・・・」

吐息と共に紡がれる僕の名前。

黒い瞳がこちらを見つめる。

その瞳に普段の冷酷さは無く、代わりに情欲の色が浮かんでいた。

「・・・鬼灯・・・お前が悪いんだからね?もう、止まらない・・・っ」

椅子に腰掛けたままだった鬼灯の腰を支えて立たせ、カウンターにうつ伏せで押し倒す。

簪の飾りが音を立てて揺れる。

「な・・・っ・・・ちょっと・・・何・・・」

驚いた鬼灯は僕を振り返って抗議の声を上げようとした。

それよりも早く、着流しの裾をたくし上げて下肢を露わにする。

「ひゃ・・・っ・・・」

短く息を呑む鬼灯をそのままに、腿を下から上へ撫で上げる。。

「や・・・!白澤さん・・・っ!」

「何?」

身体を起こして鬼灯の顔を見る。

その表情は期待と焦りが入り混じっていて、酷くそそられるものだった。

「ここは、嫌です・・・貴方の部屋・・・」

「だめ、今日はここで抱かせて?たまには良いじゃん、こういうのも・・・」

鬼灯の懇願をあっさり撥ね退けて、カウンターに突っ伏す鬼灯の耳元でそう囁いてやる。

「っ!」

耳まで真っ赤になる鬼灯に目を細め、再び身体を屈めて滑らかな下肢に舌を這わせる。

「んっ・・・」

「それに、言ったでしょ・・・?もう止まらない・・・」

するりと鬼灯の下肢から下帯を奪い取る。

目の前に現れた綺麗な孤を描く尻たぶに口付け、指先で撫で上げる。

「あ・・・だめ・・・」

こそばゆいのか、鬼灯の腰がぴくりと跳ねる。

左右の柔らかい肉を開いて、鬼灯の恥ずかしい箇所を眼下に晒す。

そこに顔を近づけ、舌先でつつく。

「あぁ・・・っ・・・や・・・」

たっぷりの唾液で濡らした舌で入口を舐める。

乾いたそこをゆっくり濡らしていく。

「だめ・・・そんな、所・・・舐めちゃ・・・っ」

口では拒絶する鬼灯だが、秘所は僕の舌を中に引き込もうと動き始めている。

誘われるように舌を秘所に挿入させる。

「あー・・・っ!あぅ・・・あ、あぁぁ・・・!」

閉じた中を割り開かれる感覚に、鬼灯の脚が震える。

喘ぎに艶が出始め、それが興奮剤になる。

もっと甘い声が聞きたくて、更に奥へと舌を突き入れる。

「んあぁ・・・っ!やだ・・・ぁっ・・・あんっ・・・」

唾液を中に送り込むように舌を小刻みに出し入れする。

ぐっしょりと濡れたそこは、舌より太いものを求めて不規則な動きで締め付けてくる。

「やぁ・・・んっ・・・あ、あぁぁ・・・」

秘所から舌を引き抜いて立ち上がり、目の前の鬼灯を見る。

「可愛い・・・」

「はっ・・・そ、んな・・・」

上半身をカウンターに預けたまま脱力し、その肩はふるふると震えている。
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