【大人向け】白×鬼

□四月馬鹿、それから・・・
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四月馬鹿が原因でちょっとした喧嘩になった僕と鬼灯だったが、鬼灯からのキスで完全に仲直り。

・・・までは良かったのだが、珍しすぎる鬼灯からのキスの所為で僕の理性が焼き切れそうになっていた。

奥の寝室に鬼灯を連れ込み、寝台に座らせる。

「ねえ、本当にどうしたの?お前からキスしてくるなんて・・・」

鬼灯の顎のラインを指先で辿る。

「っ・・・そんなに驚かれるとは思いませんでした・・・」

くすぐったいのか、小さく身を捩る。

そんな鬼灯の頭を優しく撫でる。

「これも、四月馬鹿の興・・・?」

「・・・冗談でこんなことしませんよ・・・」

「ふふふっ。嬉しいよ、鬼灯・・・」

僕は鬼灯の白い頬にちゅっと音を立てて口付ける。

「・・・生ぬるいですね・・・」

僕の襟元を掴み、自分に引き寄せると再び唇を重ねてくる。

「ん・・・?!」

唇を割り開いて、小さな舌が入り込んでくる。

積極的ながらも、たどたどしい動きに目を細め、鬼灯の背に腕を回して、寝台に押し倒す。

「ん・・・んむ・・・っ・・・」

一瞬、怯んだ舌を強引に絡めとり、鬼灯の口内を好きなように嬲る。

「ふぅ・・・ぁ・・・んん・・・」

勢いに付いていけずに、逃れようと首を弱々しく振る。

しかし、しっかりと顎を捉えているので、逃げることは叶わない。

更に、呼吸をも奪うような激しいものに変えていく。

「んー・・・っ・・・んぁ・・・ぅ・・・」

微かに空いた隙間から、上手く飲み込めなかった唾液が伝う。

「はぁ・・・鬼灯・・・」

ちゅる・・・っと濡れた音を立てて、互いの唇が離れる。

「はくた・・・さ・・・ん」

頬を桃色に染めて切れ切れに僕の名を呼ぶ鬼灯。

「ふふふっ。可愛いね・・・僕を煽るとこういう事になるんだよ?」

人差し指で鬼灯の濡れた唇にちょんと触れる。

「・・・」

鬼灯はその指を何の躊躇いもなく、口に含んだ。

「ほ・・・鬼灯・・・?」

指先を舐められるこそばゆい感覚に、微かに眉を寄せる。

「ん・・・っ・・・」

目を伏せてひたすら僕の指を舐める鬼灯。

「いい加減にしないと・・・どうなるか分からないよ・・・?」

微かに影を宿した瞳が鬼灯を貫く。

「・・・好きにしていいと・・・さっき言いましたよ・・・?」

指から口を離した鬼灯は、熱っぽい眼差しで僕を見上げる。

「そう・・・じゃ、遠慮なく・・・」

やや乱暴に着物の襟合わせを開く。

「あ・・・」

目の前に現れたきめの細かい肌に舌を這わせる。

「ん・・・んっ・・・」

首筋を下から上へ舐め上げてやれば、ひくりと喉が震える。

頬に口付けながら胸板に手を這わせ、主張を始めている飾りを探り当てる。

「ぅあ・・・っ・・・」

「ここ、もうこんなに腫らして・・・気持ちいいの・・・?」

口端を吊り上げながら、次第に赤みが増す乳首を舌先でつつく。

「やだ・・・や・・・」

頭を弱々しく振る鬼灯を無視して片方を舌で、もう片方を指で時間を掛けて愛でる。

「ぁん・・・あ・・・ぁ・・・」

「いや・・・ぁ・・・んん・・・っ・・・」

乳首から口と指を離した頃には、鬼灯の着物は乱れ、襦袢と共に肩からずり落ちていた。

身体からは力が抜けてシーツに深く沈み込んでおり、その表情は蕩けきっていた。

「乳首だけでこんなに厭らしい顔になって・・・そんなに気持ちいい?」

濃い桃色に染まり、限界まで上を向いている乳首に音を立ててキスをする。

「あぅ・・・っ・・・ちが・・・」

「ほら、こっちも・・・」

帯を緩めて着物の裾を払い、熱が集まりつつある場所へ手を伸ばす。

「や・・・」

「下帯が湿ってるよ・・・?これでもまだ違うって言うの?」

「あ・・・ぁ・・・」

鬼灯は恥ずかしさのあまり、僕から顔を背ける。

「ねえ・・・これ、どうしようか?」

下帯を押し上げている鬼灯自身を軽く指で弾く。

鬼灯は顔を真っ赤にして首を横に振るだけ。

「言って・・・?僕にどうして欲しい?」

熱を含んだ声色で、鬼灯の耳元で囁く。

「そんな・・・っ・・・言えませ・・・」

「ん〜?じゃあ、このまま触ってるだけで良いのかな?」

下帯の上から形をなぞるように撫で上げる。

先端をきゅっと摘んでやると、蜜を溢すのが分かった。

「はぅ・・・ん・・・」

「こんなに堅くして・・・辛いでしょ?」

「やぁ・・・白・・・澤さ・・・」

「下帯、これ以上汚しちゃうといけないから外そうか。」

器用に鬼灯の下帯を剥ぎ取って、寝台の下に落とした。

「や・・・です・・・見ないで・・・っ・・・」

自身が目前に曝され、鬼灯は更に頬を上気させる。

脚を閉じようとするが、僕の身体が脚の間にある為、叶わない。

「どうして?こんなに濡らして震えて・・・可愛いよ・・・?」

鬼灯自身は完全に勃ち上がり、先端の小さな孔からは蜜が溢れ出ていた。

それを見て微笑むと、蜜を溢す先端に軽く爪を立てた。

「あん・・・っ!ぁ・・・あっ・・・」

「素直になりな・・・どうして欲しいの?」

先程と同じ言葉を再び鬼灯へ吹き込む。

「ぁう・・・う・・・っ・・・」

鬼灯の唇が、言葉を紡ごうと動き出す。

「鬼灯・・・いつもしてあげてるでしょ?ほら、言って・・・?」

耳たぶに舌を這わせ、甘噛みする。

同時に、自身を愛撫することも忘れない。

「白澤さん・・・っ・・・ここ・・・舐め・・・て・・・っ・・・」

鬼灯は涙で瞳を潤ませ、厭らしく震える自身へ手を伸ばす。

「っ・・・よく出来ました・・・」
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