光の場所
□立海メンバーとの出会い
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剣「…病院?」
不「うん、君も見ただろ?不動峰と立海の試合。」
オレは部室で不二と話をしていた。
彼はオレに一緒に見舞いに行かないか?という誘いだった。
見舞い、というのは不動峰の部長である橘桔平というやつの見舞いだ。
今までの関東大会ではオレは試合に出てないため、余った時間立海と不動峰の試合を見ていた。
確かに立海の実力はそこら辺の奴らとは全く違う。確かなものだと思う。
…1人オレはブチギレそうになった奴がいる。
立海の2年エースの…
名前なんだっけ?ワカメでいいや。
彼は赤目になった途端、ラフプレイを
するようになった。
橘は6-1で負けた。そして今はワカメのせいで負った傷で入院している。
掴みどころのない彼…不二もどうやら
静かに何かの感情を覚えた。
不「どうする?行く?」
…そう言えば、もうすぐオレの薬がなくなりそうなんだっけ?
ついでにもらいに行こうかな…
剣「…あぁ。動向させてもらう。」
薬…というのは別に対した事ではない。オレは食事がとれないんだ。食べようと思っても体が受け付けない。
いわゆる精神的ショックだ。医者にはそれは自分で乗り越えなくちゃいけないと言われているが、どうしてもそれができない。だから今も今までもオレは腹に注射を刺して栄養をとる生活をしている。
分かってるよ、自分でなんとかしなきゃいけないことは、自分でも分かってるんだよ…
でも、
……怖いんだ。