四神〜次世代の後継者達〜
□戦いU
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グレイside
突然現れた闇ギルド・呪いの鎧。
オレ達、妖精の尻尾はそのギルドに向かって走った。
妖精の尻尾のマスターであるじぃさんは拠点地で待機。
呪いの鎧のトップ4の見張りをしている。
………あの3人すぐに目覚ましてフリードの術式のなかで暴れてたから心配だけどよ。
そのフリードも今は待機。
レビィは俺らと一緒に来ている。
……あいつを助けるために。
ギルドの中は薄暗くて壁に置かれている松明で見える程度だ。
……ただまっすぐな道を走った。
グレイ「…おい、なんか魔力を感じねぇか?」
ナツ「お前もか。……燃えてきたぞ」
ルーシィ「きっと、この先に…」
エルザ「…マスター・ダイロか」
ウェンディ「…トップ4の…リュウキさんが教えてくれましたよね」
ハッピー「呪い…。ルーシィ、ビビり過ぎ」
ルーシィ「うううううるさいわよ!!」
シャルル「だから緊張感は持ちなさいよ。…呪いなんて魔法、確かにやばそうじゃない」
そう、俺達は保護したトップ4からここのマスター・ダイロについて少しだけ話しを聞いていたんだ。
『…てめぇらなんかに言うかっつーの。…あのクソジジイは俺が倒す』
『ラン、あなたは少しはお黙りなさい。どうせここから出すつもりなんてないのでしょうから』
『…でも、行かなきゃ。きっと今頃、アイナも戦ってる。…アイナだけ、まだ札が付けられてるのよ』
『……俺のせいだよな』
『あんたのことは責めてないわよ。…て、いうか責めたってどの道捕まってたじゃない。……あんたも、そろそろあんな村のことなんか忘れたらいいのに』
『…っ!てっめぇ!!レイ!!』
『…何よ。そうでしょ?あんたがあんな村にいつまでも浸っているから隙を付けいられるのよ。……あの村があんたに何をしたのか、忘れてないでしょ。………………そんなんだからあんたは、いつまで経っても弱いのよ』
『…クソがっ!!悪いかよ!!?俺が何を思ってようが俺の勝手だろ!!!?てめぇもいつまでも被害者面してんじゃねぇよ!!!』
『…なんですって?』
『事実じゃねぇか!!!だって、お前は…『もう止めなさい』!!……リュウキ』
『…ランもレイも、評議会のことでそんなに苦しくなるのも分かっています。……しかし今は、喧嘩などしている暇はありません』
『……っ、すまねぇ、レイ』
『…別に。あたしも、悪かったわ』
『…お騒がせして申し訳ありませんでした。……約束した通り、呪いの鎧のことについて少しだけ話しましょうか』