四神〜次世代の後継者達〜
□出会い
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スティングside
ナツさん達と別れて、俺はとりあえず誰も行ってない道を走った。
…て言うか、
スティング「…ここ、どこだ?」
森の奥深く。
あるのは木、木、木、木…
綺麗に8つに別れていたあの道。
俺はもしかしたらハズレを引いたのかもしれない。
スティング「…戻るか?」
?「正規ギルドと言うものは脳なしが多いのですか?」
スティング「!?誰だ!?」
突然聞こえたのは知らねぇ女の声。
その声は響くせいでどこから話しているのかは分からない。
スティング「どこだ!!隠れてねぇで出てこい!!」
?「…迷子の子羊さん」
スティング「!?」
突然、地面がズレた。…違う、地面のプレートがほんの少しズレたんだ。
?「あら?避けたのですか?」
スティング「…俺を舐めんな。…俺は剣咬の虎のスティングだぜ?」
?「そう…あなたが…」
スタンッ
後ろに聞こえた地面の着地音。
振り返るとそこにいたのは
?「大魔闘演武で負けを認めた弱者ですか」
スティング「…てめぇ、バカにすんなよ」
緑の髪、緑の目をした女。
首には黒い札が貼られていた。
スティング「…あんたがトップ4の1人か。…こりゃ、当たりを引いたみてぇだな」
?「私はリュウキ・グリーンフィール。…以後、お見知りおきを…あぁ、しなくて結構ですね。…なぜならあなた達はここで…殺しますから」
スティング「不吉なこと言う姉ちゃんだぜ。…こりゃ、油断ならねぇな」
リュウキ「私も、油断なりませんね」
すまねぇな、ナツさん。
俺、ほんとに当たり引いたわ