天才ハッカーX
□部員と捻くれ狼
1ページ/7ページ
主人公2side
日「そう言う事で、よろしくお願いします。霧島 結木さん」
霧「…」
昨日、連絡があった。それは俺の通う氷帝の教師・榊さんからで立海の夏葉が参加する、と言うことだ。
かなりの気分屋である夏葉、立海はどうやって夏葉をマネージャーにしたのかはすごく知りたい。
夏葉の参加決定により他のマネージャー達も参加が決まった。あと1週間もすればあいつらに会えるんだ。
内心、俺は嬉しくて仕方がない。
宍「よろしくな、霧島!」
同じクラスの宍戸は1番に俺によろしくの挨拶をしてくれた。こいつとはサボリ仲間でもあって、結構話が合うからこいつがいてくれるのも助かる。
霧「俺も、よろしくな」
跡「アーン?なんだ宍戸、霧島と仲いいのか?」
霧「……」
宍「あぁ、そうだぜ?よく教室でも話すしな」
跡「霧島、そうなのか?」
霧「…あぁ」
正直言うと、氷帝テニス部で唯一会話出来るのは宍戸だけ。他の連中とは話した事ないからあまりいい返事は出来なかった。
俺は滝からマネージャーの仕事を教えてもらい、仕事にかかることにした。
向「お前、宍戸とどういう関係なんだよ」
俺よりも小さい同い年の3年生、向日が話しかけてきた。
霧「…さっき、宍戸言ってたけど」
向日にてきとーな説明はしたけど本人は納得いかず。
霧「…(ボソッ)氷帝も所詮は単細胞の集まり」
向「…は?」
霧「いや別に」
向「言っとっけど、俺はお前なんか全然信用しねぇからな」
霧「勝手に言ってろ、能無し」
向「チッ…」
向日はそのまま部室を出て行った。そう、俺は信用されなくていい。
俺はマネージャーがやりたくてやったわけじゃない。
…あいつの真意を確かめるためでもあるんだ。