俺の道
□友の叫び
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主人公side
蓮二にぶたれた頬が痛む。
あんな蓮二、初めて見た。俺は何か間違ったことを言ったのか?
…全て事実を述べたのに。どうして俺が悪いんだ?
蓮二はもう俺の友人でいてくれない。俺の友人はもういない。
こんな辛い気持ちは何時ぶりだろう?
…もう俺には…
男「あ?てめぇ、俺を見たのかよ?」
男「絶対そうだぜ?こいつ睨みやがった」
知らない男共の集団が俺を取り囲んだ。
神「…何の用だ」
男「てめぇ、俺を睨んだだろ」
神「んなの知らねぇよ。退け」
男「喧嘩売ってんのか!?」
男共は俺に殴りかかった。
…何もしてないのに。
神「おらぁ!!!」
自分を守るため、俺は殴る。
…そう、これは正当防衛だ。
これしか自分を守る方法がないのだから。
消えたい、でも消える勇気もない。
俺は…弱い。
弱いからこそ…強く見せなきゃいけないんだ。