桜咲く頃月照らす

□池田屋事件
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黄「本命は池田屋か…」


藤「くっそ…何やってんだよ、会津藩は」


永「さすがに遅すぎるな」


沖「どうします?これで逃がしたら無様ですよ、近藤さん」


近藤さんは焦ったような様子で池田屋をずっと見ていた。


会合が行われる場所は池田屋だった。伝令はすぐ様四国屋へと向かった。それからしばらく経っても会津藩は来ない。


近「くっ…止むを得ん。我々だけでも踏み込むぞ」


そして沖田や永倉さん、平助はまるで楽しみかのようなよく分からない不敵な笑みを浮かべていた。


戸を蹴飛ばし、そして











近「会津仲蔵殿の御預かり、新選組!!正義のため宿内を検める!!」



暗くなった池田屋で、これから戦いが始まろうとしていた。


俺を含め11人で挑む


初任務であるからなのか、幹部達の顔つきがいつもと違うのに俺は緊張感が走る。


近「出迎えすれば容赦なく斬り捨てる!」


……山崎さん、千鶴…



近「斬れぇ!!」







…頼んだ
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