名探偵。long

□第5章
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「…わ!?」

ドシン!
盛大に尻もちをついた。

「大丈夫か?」
「うん…」

私の家には使ってない部屋があり、ライを呼んで截拳道の練習。


「でもだいぶ足が上がるようになったな。」
「明日全身筋肉痛だ…」
「どこのお婆さんだ。」
「え?」
「!!」

ブンッと足を振り上げるがもちろんかわされてしまう。

「…お前は本気出したら強いな。」
「ライを越す。」
「越せるものならやってみろ。」
「絶対越す!!」



とは言ったものの。

取りあえずは護身レベルを習得することにした。









「バーボンさん!」
「はい?…!!」

私の蹴りは当たらず。

「ライの言う通りだ!」
「え?」
「バーボンも格闘技やってるから試しに襲ってみたらどうだって。」
「あいつ…」

ギリギリと噛み締めていたが、途端にはっとして私を見る。

「今敬語が…」
「ああ…自分を偽るのは仕事の時だけでいいかな、と。バーボンさんも敬語なくていいですよ。」
「あ、いや。僕はこのままで。」
「そうですか。」
「藤河…どうだった?」

「ライ!!」
「!」

バーボンさんが突然走り出し、パンチをお見舞いする。
さらりと避けたが。

「…ボクシング?」
「え?あ、そうです。」
「どうりで強いわけだ…」
「あはは…」


こうして

数ヶ月後には


截拳道をマスター出来た…
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