名探偵。long

□第1章
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ライと別れたその夜。
私行きつけのバーで1人飲んでいた。

「マスター…バーボンをロックで。」
「かしこまりました。」

カランとドアのベルが鳴り、目線だけをそちらへと向ける。そして後悔する事になった。


「奇遇だな。」
「帰って。」
「隣座るぞ。」
「スルーか。…今は1人で飲みたいの。」
「…。」
「っ!?」

首筋をそっと撫でられ背中がゾワッとする。

「あんまり見せびらかすモノじゃないだろう。」
「キスマークでしょ?相手につけられたのよ。」
「今回はどこまで…」
「相手の処理だけで済んだわよ。…私が身体をあけ渡すのは本当に重要な相手だけよ。」
「そうか。」
「…何々!?もしかして嫉妬?男の嫉妬は醜いわよ?」
「いや。そいつがお前の截拳道(ジークンドー)で死んでないか気になるな。」
「あんたに截拳道お見舞しようかな。」
「俺が教えたんだ、効くわけないだろう。」


…そう。
ライが黒の組織にいる時、護身のために教えて貰った。

「まあ…程々にしておくんだな。」
「これが私の仕事だから。…じゃあ帰るから。」
「待て、送っていく」
「ジンに見つかったら死ぬよ?」
「大丈夫だろう。」
「ちょ…引っ張るな!」


無理矢理送られました。



あと截拳道お見舞したけど全部かわされました。



くそっ…
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