虎牛設定(補完)
□その3
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#21
作成:2018/02/18
俺、虎の銀時!
幼い頃に群れから追い出されて一匹で生きてきた俺だったけれど、この村に来て運命的な出会いをしたんだ!
牛の十四郎!
めっちゃ可愛い!
種族の違いなんて気にならないぐらい俺たちは愛し合ってるぜ!(照れ)
そんな十四郎と出会ってから初めてのバレンタインデー!
十四郎にチョコを貰うのが楽しみだぜ!
「チョコ? バレンタインデー? なんだそれ?」(きょとん)
「!!!!」(ガーーーン!)
「トシィ、見回りの時間だぞ…………どうした?」
「それが銀時が……」
「早くしねーと置いてくぜぃ、鈍足牛ヤロー」
「総悟!てめーは小さくくせに生意気だぞ!」
「ほらほら、二人で仲良く見回り頼むぞ」
「あ、でも……」
「……いい。行ってらっしゃい」
「……うん。あとでな」
『まさか十四郎がバレンタインデーを知らないなんて』(しょんぼり)
「……銀時、俺でよかったら話をきくぞ?」
「…………それが……」
かくかくしかじか
「へー、そんな祭りがあるんだなぁ。このへんは田舎だからハイカラな祭りは伝わってこねーんだ。だからトシに悪気はないぞ?」
「……分かってるし……」
「それにしても……チョコなぁ……この町には売ってねーよな」
「……よく考えたらそうだった……作れなくはねーけど……」
「……うーん……十四郎は不器用だから料理はなぁ……」
「うん……だからもういいや。諦める」
「……つーか、"好きな人にチョコを贈る祭り"だろ。お前がトシに贈るんじゃダメなのか?」
「…………ハッ!!!!」(盲点!)
「ただいま! 銀時、さっきの話は……」
「ハッピーバレンタイン!」
「!?」
「バレンタインデーってな、好きな人にチョコっていうお菓子を上げる日なんだ。だから、はい、俺から、十四郎に!」
「……これがチョコ? 黒いな」
「十四郎に甘さ控えめにしてるから」
「いただきまーす……(もぐもぐ)……うん、美味いよ!」
「そっか、良かった」
「……でも、俺は銀時に用意してねー。俺だって銀時のこと好きなのに」
「うん、だから。あーん」
「?」
「十四郎から俺に食べさせて。あーん」
「うん! (あーん)……美味いか?」
「うん! さすが俺!」
「……銀時、ありがとう! 大好きだぞ!」
ハッピーバレンタイン!
おわり
うーん、相変わらずうちの牛はバカっぽいな(笑)
手抜きで適当な話ですが、虎牛もちゃんとイチャイチャしてますよ。