虎牛設定(補完)

□その3
8ページ/23ページ

#20

作成:2017/10/09




「トシ?どうした、しょんぼりして」

「……近藤さん」

「……あ、もしかして銀時の誕生日につくってやるって言ってたケーキ、失敗したのか?」

「……うん……いくらやってもちゃんと膨らまなくて……クリームもべちゃってなっちゃうし……」

「そうかぁ……銀時、甘いの好きだからな……がっかりさせちゃったか」

「ううん」

「え?」

「銀時は優しいからがっかりとかしないぞ。ケーキはなくてもいいって。俺が祝ってくれるだけで嬉しいって言ってた」

「……そ、そうか……じゃあ、なんでしょんぼりしてたんだ?」

「だからこそ来年こそケーキを成功させなくちゃいけないと思って」

「ああ。だったら誰かに教わったらいいんじゃないか?」

「うん。でもその前に究極のマヨを発見しないと!」

「…………マヨ?」

「スポンジが膨らまなかったのも、クリームが固くならなかったのも、きっとマヨが合わなかったせいだと思うんだ! だから、ケーキに合う万能マヨを見つけてみせるよ!」

「……ケーキにマヨを使ったのか?」

「うん、使うだろ?」

「……あ、そう……」

「銀時は優しいからいらないって言ってくれたけど、来年こそよろこばせてあえたいんだ」

『……きっと銀時はトシを慰めるためじゃなく、本気で言ったんだろうなぁ……ま、トシが元気なら別にいいか。俺は関係ないし(笑)』

「よし!じゃあ頑張れよ、トシ!」

「うん! あ、試しに分量を組み合わせて10種類のマヨを作ってみたんだけど、味見してくれるか?」

「……え……」(汗)



 おわり



銀誕なのに銀時が出ないで終わる。
……ざんしーん(笑)
しかし、うちの牛はどうしてこうもバカキャラになってしまうのか。
よその牛がかわいいのがいけないと思います。

次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ