虎牛設定(補完)
□その3
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#20
作成:2017/10/09
「トシ?どうした、しょんぼりして」
「……近藤さん」
「……あ、もしかして銀時の誕生日につくってやるって言ってたケーキ、失敗したのか?」
「……うん……いくらやってもちゃんと膨らまなくて……クリームもべちゃってなっちゃうし……」
「そうかぁ……銀時、甘いの好きだからな……がっかりさせちゃったか」
「ううん」
「え?」
「銀時は優しいからがっかりとかしないぞ。ケーキはなくてもいいって。俺が祝ってくれるだけで嬉しいって言ってた」
「……そ、そうか……じゃあ、なんでしょんぼりしてたんだ?」
「だからこそ来年こそケーキを成功させなくちゃいけないと思って」
「ああ。だったら誰かに教わったらいいんじゃないか?」
「うん。でもその前に究極のマヨを発見しないと!」
「…………マヨ?」
「スポンジが膨らまなかったのも、クリームが固くならなかったのも、きっとマヨが合わなかったせいだと思うんだ! だから、ケーキに合う万能マヨを見つけてみせるよ!」
「……ケーキにマヨを使ったのか?」
「うん、使うだろ?」
「……あ、そう……」
「銀時は優しいからいらないって言ってくれたけど、来年こそよろこばせてあえたいんだ」
『……きっと銀時はトシを慰めるためじゃなく、本気で言ったんだろうなぁ……ま、トシが元気なら別にいいか。俺は関係ないし(笑)』
「よし!じゃあ頑張れよ、トシ!」
「うん! あ、試しに分量を組み合わせて10種類のマヨを作ってみたんだけど、味見してくれるか?」
「……え……」(汗)
おわり
銀誕なのに銀時が出ないで終わる。
……ざんしーん(笑)
しかし、うちの牛はどうしてこうもバカキャラになってしまうのか。
よその牛がかわいいのがいけないと思います。