虎牛設定(補完)
□その3
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#19
作成:2017/09/14
虎、牛、7才。
「銀時ぃ、大丈夫か?」
「……痛い……お腹、痛いよぅ……」
「お前なぁ、いくら近藤さんの畑で今年スイカが大豊作だったからって、一気に5個は食べすぎだぞ?」
「たった5個だぞ……きっと、スイカ様の呪い……」
「いや、それ別の漫画だから。普通はお腹壊すから」
「……うう……」
「……あ、そうだ!昔、近藤さんがやってくれたおまじないしてやる」
「ま、まじない」
「ほら、腹出せ。 痛いの痛いの飛んでいけ〜、痛いの痛いの飛んでいけ〜」
「………」
「どうだ?」
「……なんか……痛くなくなったような気がする」
「だろ!?」
「すげーな、そのまじない」
「近藤さんはなんでも知ってるんだ!」
「じゃあ、治ったところでスイカを……」
「やめとけっ!!」
10年後。
「銀時ぃ、大丈夫か?」
「……痛い……お腹、痛い……」
「お前なぁ、いくら近藤さんの畑で今年スイカが超豊作だったからって、一気に10個は食べすぎだぞ?」
「たった10個だぞ……きっと、スイカ様の呪い……」
「それ別の漫画……って、お前、昔も同じことやったよな」
「……うう……」
「……あ、そうだ!じゃあ、あの時と同じおまじないしてやる」
「いや、もうアレは気のせいだって知ってるから」
「いいから、ほら、腹出せ。 痛いの痛いの飛んでいけ〜、痛いの痛いの飛んでいけ〜」
「………」
「どうだ?」
「………まだちょっと痛い……もっとやってみて……」
「ん? 痛いの痛いの飛んでいけ〜」
「…もっと下が痛い、かな…」
「ここか? 痛いの痛いの飛んでいけ〜……少し恥ずかしくなってきたぞ」
「あと少し……もっと下……」
「……下……」
「うん、もっと元気になるから」
「どこを元気にしてんだコラァァァァ!!」
「不可抗力ですぅぅぅ。腹を撫で繰り回されたら色んなところが元気になりますぅぅぅ」
「な、撫で繰り回してるわけじゃねぇ!おまじないだ! ……つーか、腹痛は?」
「あ?……治ったみてーだ。やっぱ十四郎のおまじないは効くな」
「……てめーが単純なだけだ」
「治ったら小腹が空いてきたから、まだ残ってるスイカを……」
「やめとけっ!!」
おわり
下ネタかよ!(笑)
虎牛だけどイチャイチャさせてみましたよ。