学園設定(補完)
□3Z−その2
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#13
作成:2015/12/25
クリスマス目前の3Z教室。近藤、土方、沖田でのんびり昼休み。
「トシ、クリスマスどうするんだ?」
「あー?いつものファミレスでいいんじゃねーか?」
「……剣道部恒例のクリスマスパーチーじゃなくて……」
「他に何かあんのか?」
「……だってよ、銀八は?」
「?」
「土方さぁん。クリスマスは普通、家族やカップルで過ごすものなんですぜぃ」
「……カッ……」
「だから一緒かと思ったんだけどよ」
「や…何も…言われてねーけど…」
「あー、じゃあ、他に予定でもあるのかもしれやせんねぇ(にまにま)」
「こらっ、総悟っ。いや、銀八もそういうのやるキャラじゃねーしなっ」
「…………聞いてみる」
クリスマス目前の国語教科室。銀八と桂、おっさん2人でしょっぱいお茶会。
ヴーッヴーッ
「(ん?土方)…おう」
『…あの……先生はクリスマスなにしてんだ?』
「あー?別にいつもどおりだな。ケーキ食ってゴロゴロする」
『……』
「どうした?」
『やっ、別に。そ、それじゃ』
「おう」
ピッ
「……いいのか?」
「何が?……というか、ヅラ、お前いつもここで茶ぁ飲むの止めろよ」
「ヅラじゃない桂だ。というか、今のは土方だろう。クリスマスに会わなくていいのか?」
「何でだよ」
「……はあぁぁああ、これだからモテない男は野暮でいかん」
「お前には言われたくねぇよ!」
「だが俺とて、クリスマスが“らぶらぶ・いべんと”だってことぐらい知っているぞ」
「なにが“らぶらぶ”……………!!!!!」
“……だよな、銀八だもんな……”
「近藤さん、やっぱり俺も……」
ヴーッヴーッ
「わっ……(あ、銀八)……はい?」
『悪いっ!!』
「あ?…」
「さっきの………って、ちょっと待った」
『?』
(小声)「ヅラぁ!もう茶ぁ飲んだだろっ、さっさと出ていけっ!」
「ヅラじゃない、桂だ。……ま、頑張れ」
「うるせぇぇ!」
『あー、改めて……気付かなくてごめんな。そんなイベントご無沙汰だったからすっかり忘れてた。えっと……土方くん、24日空いてる?』
“…モテないってホントだったんだな(笑)…”
「…う……ハッ!」
「にまにま」
「けっ、死ね土方」
「総悟、てめ……って……ちょ、ちょっと待って」
『もしもし? えっと…空いてる』
「んじゃ、どっか行くか?どこも混んでるだろうけど、何か…」
『俺っ…先生の家に行きてー』
「俺ん家?…別にいいけど」
『まじで?』
「でもなんもねーぞ。ジャンプとゲームしか」
『ケーキ食ってゴロゴロすんだろ?それでいいよ』
「そうか? ……じゃあ、飯ぐらい作るか」
「先生が!?」
『簡単なやつな。あんま期待すんなよ』
“するよっ、手料理とか……嬉しすぎんだろ”
「あ、じゃあ、ケーキは俺が買ってく」
『まじでか。あ、普通のでいいぞ、不○家とか』
「わかった。じゃ」
ピッ
「…ふっ…」(嬉しそう)
「うんうん、じゃあトシはやっぱり欠席だな」(盗み聞き)
「二度と戻ってくんな土方ぁ」(同上)
「近藤さんっ、総悟っ!!」
ピッ
“顔は見えねーけど……ごっさ嬉しそうだったな……くっ、可愛っ……”
「ハッ! 年末の前に大掃除だな」
おわり
当日は書かないで終わる肩透かしっぷり(笑)
このやりとりだけで、当日のことはあんまり考えてなかったんです。
思い切ってばっさり切っちゃいましたが、思いついたら補完で追加します。
これも4月に考えたネタでした。書けてよかった。
あ、メリークリスマス!(笑)