追加妄想
□原作設定ー#535
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#535
作成:2020/03/23
久しぶりに万事屋に来ることができた。
少し遅い時間だったけれど万事屋が夜食を出してくれて、それをソファに並んで食べる。
食後にテレビを見ながらくつろいでいたのだが、今日はもう3月だけれど冷える夜だった。
ので、つい、
「寒い」
と呟いてしまう。
万事屋は慣れているのかケロッとした顔をして言った。
「悪い。灯油切れてんだ。和室にコタツ出す?」
「…………いい。もう布団敷いてあんだろ」
「うん。あ、布団に入れば暖かくなるよ?」
それはつまり"お誘い"なわけだが、テレビでは毎週見ていたドラマの最終回が放送されている。
屯所で録画はしているけれど、見始めてしまったのだから最後まで見たい。
「これ見てからな」
「でも寒いんでしょー」
「平気だ」
少し寒いぐらいは我慢しよう、と思っていたら、
「ちょっと待って」
銀時はそう言って、和室からなんだかとっても温かそうなブランケットを持ってきた。
「珍しいものがあるな」
「商店街の福引で当てたんだよねー。本当は米10kgが良かったんだけど、使ってみたらけっこう暖かくて助かってる」
そして俺の隣にぴたりと寄り添い、広げたブランケットで二人の体を包んだ。
なるほど、割と高級な素材でできてるようで暖かい。
さっき寒くても"平気"だと強情を張ってみたけれど、ぬくぬくして気持ちいいな、なんて思っているのが顔に出ていたらしく、万事屋が嬉しそうな顔で、
「あったかい?」
と聞いてきた。
言わなくても分かってるくせに、言わせようとするのはズルイ。
悔しいので答えなかったけれど、それでもやっぱり万事屋は嬉しそうだった。
今日のゆなさんちの銀土
ソファでくつろぐ。つい「寒い」と呟いたら相手がブランケットを抱えて寄ってきた。隣にくっついて一緒にブランケットに包まりながら「あったかい?」って聞くのは正直ずるいと思った。
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つづく..