追加妄想
□原作設定ー#531
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#531
作成:2020/03/09
「…………銀さん……」
「んー?」
「……もう勘弁してもらえませんか……」
「でもなぁ……ちょっと違う気がするんだよなぁ……」
「大丈夫ですよ。きっと気に入って貰えますよ」
「そうかなぁ……」
「銀さんが作ったものならなんでも嬉しいはずです」
「あー……そういうんじゃなくてさー、純粋に、美味い、って言ってもらいたいじゃん」
「だから、大丈夫ですって」
「でもおめーは美味くねーんだろ?」
「……それは……仕方ないと思いますけど……」
「だけどさ、おめーが美味いと思えるもんが出来たら、きっとものすごぉぉぉぉぉぉく美味いと思って貰えるんじゃねーかと……」
「だったらせめて味見役は他の人にしてもらえませんか」
「神楽にはもう二度と目の前に出すなって言われちゃったもん」
「……もん、じゃありませんよ……僕だって……」
「頼むよ、ぱっつぁん! もうぱっつぁんだけが頼りなんだって!」
「……えー……」
「はい! じゃあ、次は、これ!」
「……はぁい……」
「……ということが、今、万事屋で繰り広げられているはずアル」
「……あのバカ」
「可愛いもんアル。お前に貰ったチョコがものすごぉぉぉぉぉぉく嬉しかったネ」
「……た、たまたま、美味いって聞いたチョコの店があったから……」
「毎日チビチビ食べてたアル」
「……美味かったから一気に食っちまったって言ってのに……」
「銀ちゃんからのお返し、マヨネーズたっぷりの菓子だけど甘いから、苦手でもちゃんと美味そうに食えヨ。私と新八の汗と涙と苦悩の結晶アル」
「……分かった」
3月14日
「はい、多串くん。チョコのお返し(ハート)」
「……ありがとう」
「まあ、なんとなく気が向いて作ってみたら、まあまあ上手くいっただけだから、口に合わなかったら捨ててもいいから」
「ちゃんと全部食うよ。ガキ共の汗と涙と苦悩の結晶だからな(小声)」
「ん?」
「なんでもねー」
ハッピーホワイトデー!
おわり
……ハッピーバレンタインとは言うけど、ホワイトデーも言うのだろうか……
あまり書かないので今回はちょっとホワイトデーネタを頑張って考えよう。
……1個目から銀さんへタレで素直じゃないけど(笑)