原作設定(補完)

□その7
1ページ/14ページ

#61

作成:2015/05/26




万事屋、深夜。


「お前としてみてーんだけど」

「何を」

「セックス」

「……大して飲んでねーのにもうエロの話かよ……ん?……誰とって言った?…」

「お前と」

「…な、ななななに言って……!……だから二次会はここで飲みてーとか言い出したのか」

「だってラブホは微妙じゃん、男同士だし」

「なんで俺が了承するの前提なんだよ」

「やなのかよ」

「いや…つーか……ないだろ、普通に……てめーとか……」

「俺はありだから言ってますっ」

「…っ………ないないないないないな…」

「傷付くから、そこまで言われたら」

「…いきなり……したいとか言うやつはこの程度じゃ傷付かねーよ……」

「んー…じゃあ、ちゅー」

「……おめー…もしかしてすげー酔ってる?」

「酔ってねーよ、勃たねーと困るから」

「何の心配だよっ!……冗談はもっと冗談っぽく言えよ」

「マジだから真面目に言ってます。な〜?一回試してみ?」

「………断る」

「お前が断ることを俺は断る!」

「パクリかよっ」(ワンピース6巻)

「な〜。“うん”て言うまで俺は諦めねーよ?お前見かけるたんびに言うよ?」

『コイツなら本当にどこにでも現れて言いそうだ……だったらここ(万事屋)で済ませた方が他の奴らにバレずに済むんじゃ…』

「……分かった……」

「まじでか」

「嘘」

「聞いたし!分かったって言ったし!」

「じゃあ確かめるなよ」

「口癖ですぅ。……じゃあ、させていただきますです」

「……改まんなっ。よけい恥ずかしいだろうがっ」(赤)

「ひひ」

ちゅ

「……」

〜〜

「……」

〜〜〜〜〜〜

「……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ

「…っ、長いわぁぁああ!!」

「一回は一回じゃん」

「てめー…」

「で、ど?気持ち悪くね?」

「…悪くはねー」

「えっ、良かったの?」

「気持ち悪いってほどじゃねーって意味だっ」

「……じゃあ、無理矢理とかぜってーしねーから、またこうやって会ってくれるか?」

「……」

「気まずくなるのはヤだし」

「……分かった」

「ありがと」

『んな素直に笑うんじゃねーよ』

「………帰る」

「送ろうか?」

「いい。じゃあな」

「またね」

「………」



『よっしゃ、狙いどおり第一段階クリア♪』

『最初に無理目なことを言っとけば、このぐらいならいいか、って思っちゃうもんだよな』

『甘いよ、多串くん。一度付け入る隙を与えちゃったら、あとはこっちのもん』

『覚悟しとけよコノヤロー』



ぞくっ

「……寒気が……風邪かな…」





==============
外出して時間がなかったのでセリフだけで終わりそうなのを選んだら、
こんな話になってしまいました。
シチュエーションはご想像にお任せします。またかよっ(笑)
2人とも“バカワイイ”から好きだぁぁああ!


次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ