原作設定(補完)

□その48
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#477

作成:2019/07/06




真選組、会議室。

ざわざわ、ひそひそ、にやにや

「……近藤さん」

「な、何っ!?」

「何かあったのか? みんなの様子がおかしくねーか?」

「そ、そう!? 昨日の酒が残ってるのかなぁ!」

「飲みすぎてたるんでるようには見えないぞ……まさか、俺がいねーからって悪ふざけしすぎたんじゃ……」

「そんなことないよ! 大丈夫!」

「……あんたもなんかおかしいな」

「!!! み、みんな揃ったみたいだな!! じゃあ、会議初めようか!!」

「??」



「……以上だ。他になにかあるか?」

「はーい」

「……なんだ、総悟」

「土方さんが気にしてるようなんで良いモノ見せてあげまさぁ」

「? 良いモノ?」

「昨日の飲み会で面白いことがあっ……」

「総悟!! そ、それは内緒にしようって……」

「土方さんだけ仲間はずれにするのは可愛そうだと思いまーす」

「沖田隊長! それはだけは……」

「……総悟。いいから見せろ」

「へーい」

(携帯をモニターに接続して映像出力)



『次は誰が歌うんだぁ?』

『はいはーい。次は俺ねー』



「!? 万事屋? なんで万事屋がいたんだ」

「俺が誘いやした」



『万事屋坂田銀時、土方くんに捧げる歌を歌いまーす』



「!?」



『♪プティット・フルール 可愛い花

その花のように いつも愛らしい

プティット・フルール お前のその 

花びらのような 赤い唇 黒い瞳が

男心を なぜか迷わせる

プティット・フルール 天使のように

可愛い この世の花よ


小鳩のような その胸に いつか恋も芽生えて……

プティット・フルール その名のように

可愛い この世の花よ』

(ザ・ピーナッツ 可愛い花 1959年)




「いやぁ、何度見ても、旦那、ノリノリで歌ってやすねー」

「近藤さん!! 離せ!!!」

「まあまあまあ、トシ、落ち着いて」

「総悟!! んなもん消せ!!」

「え? もう一回見たい? ガッテン!」

「言ってねぇぇぇぇぇ!!!!」




ガツン!!!

「痛い!!! 急に来て、いきなり暴力ですかコノヤロー!!!」

「恥ずかしい唄を熱唱してるんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」

「え? 何が?」(酔ってて覚えてない)



 おわり



仕事中に母が持っていた"ザ・ピーナッツ"のCDを聞いていて、
土方を想いながら熱唱している銀さん、を書きたくなりました(笑)
ので、歌詞をまるっと記載になりましたが、
一応ネットで引用のルールを確認したので大丈夫……かなぁ。
知らない人がほとんどだと思うので、YouTubeで見れます。
でもCDで聴いたやつのが声がキレイだなぁ。

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