原作設定(補完)

□その44
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#440

作成:2019/02/02




「あ、土方さん、こんば……」

「トッシー!! 土産があるなら今受け取ってやってもいいアルヨ!」

「……神楽ちゃん、まず言うことあるでしょう」

「こんばんは、土産!」

「それじゃあお土産に挨拶してるみたいだよ」

「いい。ほら、土産」

「きゃほぉぉぉう!」

「神楽ちゃん、やっぱり言うことあるでしょう」

「ありがとう、土産!」

「……ま、いいか。銀さんが首を長くして待ってますよ」

「そうか」

「あ、でも土方さんって甘い物好きですか?」

「ん? いや、どっちかってーと苦手だな」

「ですよねー。じゃあ、銀さんの甘酒はムリかなー」

「甘酒?」

「お登勢さんから酒粕をたくさん貰ったんで甘酒を付くってくれたんですけど、すごぉぉぉぉぉぉく甘いんです」

「甘酒は甘いもんだって言ってたアル」

「でもアレは甘すぎだよねー」

「ふっ」

「土方さんにも飲んで貰うんだって準備してたんで、無理なときは嫌って言ったほうがいいですよ」

「……分かった」

「じゃあ、ゆっくりしてってください」

「またな、トッシー!」



「土方くん、いらっしゃーい!」

「おう…………酒くせーな」

「下のババアから酒粕たくさん貰ってさー。飯は酒粕鍋にしようかと思うんだけど、甘酒もあるんだ。飲む?」

"土方さんにも飲んで貰うんだって準備してた"

「……おう」

「まじで? 持ってくから座ってて!」

「……(ちょっとぐらいは我慢するか)」

「はい、どーぞ!」

「どうも……(恐る恐る)……(あれ?)……あんまり甘くない……」

「おめー、甘いの苦手だろ。甘さ控えめにしてみましたっ。どう?」

「……(俺用にわざわざ作ったのか)……まあまあうめー」

「まあまあかよ!」(でも嬉しそう)



翌日

「うわっ、なんですか、この大量の甘酒っ」

「それがさー、土方くん用に甘さ調整してたら途中から味が分かんなくなって薄めたり入れたり薄めたり入れたり、してたらこんな量になっちゃってね」

「あ、じゃあ、土方さん用に甘くないの作ってあげたんですね。"甘いですよ"なんて脅かしちゃったかな」

「ん? 脅かす?」

「昨日、途中で土方さんに会ったんで、銀さんの甘酒は甘いですよ、って言っちゃったんです」

「…………ふーん」

(じゃあ、甘いの飲んでくれよーとしたんだ。やさかわー)←優しい+可愛い



 おわり



うちの母親の作る甘酒も、ものごっさ甘いのです。
私が飲めるように甘さ控えめにして、自分たちは砂糖入れろって言ってあります。
酒はまったく飲みませんが、甘酒はちょっと飲む。
銀さんもここぞとばかりに砂糖入れそうですよね。

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