原作設定(補完)
□その40
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#394
作成:2018/07/30
「土方くーん? 風呂、まだ上がらない?」
「…………」
「……土方くん? 開けるよ?」
「…………」
ガチャ
「……土方くんんんんん!!!?」
「…………」(ぐったり)
「まったく、のぼせるまで風呂に入るかね」
「……そ、それは……その……」
「分かってますぅぅぅ。"うちに泊まんない?"って聞いてからずっと緊張してたことぐらい」
「し、仕方ないだろ。ここでスルって思ったら……な、なんか……妙な背徳感が……」
「……背徳感……」
「……っ……」
「ぶははははははっ」
「笑うなっ」
「……くくっ。そんな風に思ってもらって嬉しいよ」
「……ふん」
「じゃあ、のぼせが治まるまで大人しく寝ててくださーい」
「…………暇だ。なんか話せ」
「ん〜? じゃあ、むかしむかしあるところに……」
「昔話かよ」
「おじいさんとおばあさんがいました。ジャジャンッ。なんの昔話でしょうっ」
「クイズかよっ!」
「子供がいないおじいさんとおばあさんが子供を手に入れるって昔話、多いよね。それってさ、男同士でもいいんじゃね?」
「……だから?」
「俺らもさー、年取ったら山で暮らさね? かぐや姫は帰っちまうから、桃太郎とかいいよな。鬼退治してきたらお宝ざくざくだぜ」
「ぷ。白夜叉と鬼の子供が鬼退治か?」
「ははっ。最強の鬼だろ」
「勝って当然だな」
「老後は安泰……そろそろのぼせ治った?」
「……もうちょと」
「はぁい(笑)」
おわり
昔のネタメモから。
珍しく、バラガキ篇の後の話だった。
二人とも"鬼"っていう設定がすごく萌えます(笑)