原作設定(補完)

□その39
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#390

作成:2018/07/18




「銀さーん、仕事に行きますよぉ」

「……仕事ぉ? 頼まれた覚えはねーけど」

「お登勢さんから買い物頼まれたんですよ」

「はぁ? んなもんたまに行かせたらいいだろうが」

「たまさんはメンテナンスで源外さんのところなんだそうです」

「じゃあ自分で行けよ、って言っとけ」

「暑いから嫌だそうです」

「俺だって嫌だわぁぁぁぁ!! 溶けるよ? 銀さん、暑さに弱いから溶けちゃうよ!?」

「溶けるかぁぁぁ! 行きたくないからってそんな誤魔化し方するなんて! 他に仕事が無いんだから仕方ないでしょう!!」

「無理ぃぃぃ、こんなに暑いのに外なんて行けないぃぃぃ、絶対に無理ぃぃぃぃぃ!」

「…………もう良いです。じゃあ、神楽ちゃ……」

「……溶ける……溶けるアルぅぅぅ」

「……はぁぁぁ……僕だけで行ってきます……」

「「いってらっしゃーい」」



「……というワケなんですよ」

「ふっ……アイツららしいな」

「でも僕だけ土方さんに会ってアイス驕って貰ったなんて言ったら、悔しがりますね」

「アイツらも呼んでやるか?」

「あー、でもあの様子じゃ、土方さんでも動かせないかもしれないです。もう服を着るのも嫌って感じで」

「…………」



ジリリリリン

「……はぁい、万事屋銀ちゃんです。暑くて外出したくないので、お仕事の依頼は秋になってからでお願いしまぁす」

"…………そうか、分かった"

「!!? 土方くん!? 何、何、どうしたのっ!?」

"時間が空いたから酒でも飲まねーかと思ったんだが……外出したくねーなら仕方な……"

「えっ、何言ってんの? そんなこと言ってないよっ。夏は暑くて当然じゃーん。これぐらい暑くないと夏って気がしないよね! じゃあ、どこに行けばいい!?」

"……無理しなくてもいーぞ"

「無理してないってば! 全然平気!」

"……そうか……じゃあ、いつもの店な"

「ガッテン!」



ピッ

「…………暑いの我慢するぐらいは好かれてるわけだな…………微妙か?(笑)」


 おわり



あまりにも暑いので考えた話。
土方に会うためならどんな我慢でもする銀さんが可愛い(笑)

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