原作設定(補完)
□その39
25ページ/25ページ
#390
作成:2018/07/18
「銀さーん、仕事に行きますよぉ」
「……仕事ぉ? 頼まれた覚えはねーけど」
「お登勢さんから買い物頼まれたんですよ」
「はぁ? んなもんたまに行かせたらいいだろうが」
「たまさんはメンテナンスで源外さんのところなんだそうです」
「じゃあ自分で行けよ、って言っとけ」
「暑いから嫌だそうです」
「俺だって嫌だわぁぁぁぁ!! 溶けるよ? 銀さん、暑さに弱いから溶けちゃうよ!?」
「溶けるかぁぁぁ! 行きたくないからってそんな誤魔化し方するなんて! 他に仕事が無いんだから仕方ないでしょう!!」
「無理ぃぃぃ、こんなに暑いのに外なんて行けないぃぃぃ、絶対に無理ぃぃぃぃぃ!」
「…………もう良いです。じゃあ、神楽ちゃ……」
「……溶ける……溶けるアルぅぅぅ」
「……はぁぁぁ……僕だけで行ってきます……」
「「いってらっしゃーい」」
「……というワケなんですよ」
「ふっ……アイツららしいな」
「でも僕だけ土方さんに会ってアイス驕って貰ったなんて言ったら、悔しがりますね」
「アイツらも呼んでやるか?」
「あー、でもあの様子じゃ、土方さんでも動かせないかもしれないです。もう服を着るのも嫌って感じで」
「…………」
ジリリリリン
「……はぁい、万事屋銀ちゃんです。暑くて外出したくないので、お仕事の依頼は秋になってからでお願いしまぁす」
"…………そうか、分かった"
「!!? 土方くん!? 何、何、どうしたのっ!?」
"時間が空いたから酒でも飲まねーかと思ったんだが……外出したくねーなら仕方な……"
「えっ、何言ってんの? そんなこと言ってないよっ。夏は暑くて当然じゃーん。これぐらい暑くないと夏って気がしないよね! じゃあ、どこに行けばいい!?」
"……無理しなくてもいーぞ"
「無理してないってば! 全然平気!」
"……そうか……じゃあ、いつもの店な"
「ガッテン!」
ピッ
「…………暑いの我慢するぐらいは好かれてるわけだな…………微妙か?(笑)」
おわり
あまりにも暑いので考えた話。
土方に会うためならどんな我慢でもする銀さんが可愛い(笑)