原作設定(補完)
□その39
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#383
作成:2018/06/26
「……銀ちゃん」
「んー?」
「マヨラーと別れたアルか?」
「ぶーっ!!」
「うわっ、銀さん、いちご牛乳で吹き出さないでください!」
「へ、変なこと聞くからだろうが!」
「別れてないアルか?」
「わ、別れてませんよ」
「でも、土方さん、最近全然来ないじゃないですか」
「忙しいだけですぅ」
「でも前は忙しくても、ちょっとぐらい顔出してたじゃないですか」
「そ、それは……」
「もしかして……気にしてるアルか?」
「な、何を…」
「この間のことです」
「こ、この間って?」
「マヨラーが銀ちゃんに乗っかってイチャイチャしてるのを見ちゃったことネ」
「そ、そそそ、それは……」
「僕たち全然気にしてませんよ。土方さんが銀さんのことすごーく好きなのは知ってますし」
「そうネ、愛し合ってればイチャイチャしたいのは当然アル」
「そういう風に緩い目で見られるのが嫌なんだろうが」
「やっぱり気にしてるアルか!」
「う……それは……」
「じゃあ、どうしたら良いんですか?」
「……つーか、お前ら、なんでそんな気にすんの」
「だって、銀ちゃんが寂しそうアル」
「な、なななな、何がっ!?」
「土方さん、万事屋に泊まったときは少しゆっくりしてってくれるじゃないですか。そのあと、銀さんはずっと幸せそうですよ」
「銀ちゃんが寂しいと、私らも寂しいネ」
「ちょっ、お前ら、恥ずかしいこと言わないでださぁい!」
「でも、銀さん……」
「分かった! 土方くんに言っとくから!」
「ホントアルか!」
「絶対ですよ!」
「お、おう」
「……って言われたんだけどね」
「…っ……てめー、何言われてんだコラァ」
「俺のせい? 恥ずかしがって万事屋に来なかった土方くんのせいじゃなくね?」
「だ、だだ、だって、あんな……」(赤面)
「分かるけどさぁ。ムラムラした土方くんがソファで銀さんにまたがって……」
「それはいいから!」
「でも見つかったのちゅーだけじゃん。あいつらも気にしてねーって言ってるしさ」
「…死にてぇ…」
「あいつら、色々言ってたけど、本当はあいつらが土方くんに会いてーんじゃねーかと銀さん思うわけ」
「………」
「だから、開き直って次の休みには万事屋にお泊まりに来てください」
「………か、考えとく」
「よろしくどーぞ」
「マヨラー、来てくれるアルか」
「大丈夫じゃないかなぁ」
「前に買ってきてくれた酢昆布、もう無くなったネ」
「えっ、そっち!?」
おわり
なんとなく書きたくなった話。