原作設定(補完)

□その38
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『可愛いけどこのままじゃ部屋から出られなくね?』

「……他に何かねーの?」

「……他に……」

「片っ端から試してみるしかねーよ」

「……分かった」



1時間後



「これもダメか」

「……お、多串くん……願望がいっぱいあるんだね……」

「大したことねーよ」

「いやいやいや、銀さんびっくりしたよ。名前を呼んで欲しいから始まって、手を繋いだり、頭撫でたり、おでこにちゅーしたり……って、今時の小学生でももっと積極的だわ!!」

「……そりゃ、子供だって、男と女だったら普通にできるだろうけど……てめーも嫌だろうが」

「そんなことありませんんん。おめーがしたいってんなら、俺はいつでもどこでもおでこにちゅーぐらい…………ちゅーぐらい……(うーん)」

「ほらみろ。てめーは口ではそう言っても、カッコつけで照れ屋だからやらねーんだよ」

「だ、だって、俺ももう三十路前だしね? 人前でイチャつくのには勇気がいるっていうか、なんというか……」

「分かってるから言わなかったんだし、それはいい」

「あ、そう? じゃあ、次にいこうか。他には?」

「……うーん」

「これだけ試してダメだったんだからさぁ、次はエ……エロいことなんじゃないかなぁ」

「………」

「多串くんもそろそろアレして欲しいとかソコが良いとかあったりするんじゃなぁい? それなら銀さん喜んで協力……」

「………」

「……多串くん?」

「……なんか、眠い……」

「えええぇぇ、この状況で!?」

「布団もソファもねーから、てめー、座椅子になれ」

「……はいはい」

「うん、良い感じだ。じっとしてろよ」

「……はいはい」

「…………」

「…………」

「…………」(スヤスヤ)

「…………ホントに……何したら満足してくれるのかなぁ……」(ボソッ)

「…………俺は……」

「ん?」

「……てめーとこうしていられたら、それだけで……」

ピーッ ガチャ

「あ……開いた?」

「…………」(スヤスヤ)

「……ま、いいか」(ぎゅーっ)


 おわり



ほらね、文章にしたら失敗するじゃん(笑)
○○しないと出られない部屋、と、
後ろからの抱っこ座り、が書きたかっただけなんだけどなぁ。
……無理でした(笑)
何か思いついたら書き直そう。

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