原作設定(補完)

□その37
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#369

作成:2018/05/07




"♪柱の傷はおととしの〜 5月5日の背比べ〜"

「……新八、"せーくらべ"、なにアルか」

「え? ああ、"背比べ"だよ。背……身長を比べる、ってこと」

「比べてどうするアルか」

「えっと、5月5日は子供の日だろ。子供はあっという間に大きくなっちゃうから、柱に傷をつけて、去年よりこのぐらい大きくなったなぁ、って比べるってことだよ」

「へえ」

「最近はないけど、僕も姉上とやってたなぁ」

「私もやりたいアル!」

「え? ……まあ、いいけど。じゃあ、今夜、うちに来たときに……」

「今やりたいアル! みんなでやるネ。銀ちゃんも、定春も!」

「銀さんはもう伸びないと思うよ(笑)」

「この真ん中の柱でやるネ! 新八! 早く測るアル!」

「ちょっと待って。一応銀さんに聞いてからにしないと……」

「はぁぁぁ、スッキリした。今日も快便、快便♪」

「銀ちゃん! 背ぇ測るアル!」

「……は?」

かくかくしかじか

「……ダメに決まってんだろ。古くても賃貸なんだから、傷なんてつけたらババアに怒られるだろうが」

「今更アル、もう傷だらけネ」

「駄目なもんは駄目なんだよ。ガキじゃあるまいし、んなことすんなっ」

「いつもは"ガキのくせに"って言うアル!」

「そういうこと言うからガキなんですぅぅぅ」

「(怒)銀ちゃんの、租チン!短小!早漏!」

「なっ…」

「神楽ちゃんっ!? どこでそんな言葉覚えてきたのっ」

「昼ドラ。浮気した旦那に奥さんが言ってたヨ」

「……えっと、意味分かってないみたいけど……」

「クソガキ、銀さんの波導砲見たこともねーくせになんてこと抜かしやがるっ!」

「見せれるもんなら見せてみろヨ。測ってやるヨ」

「か、神楽ちゃん、意味分かってんの?」

「たまに聞いたアル」

「見せてやろうじゃねーか! おら、よく見……」

ゴツーン!!!

「何やってやがんだコラァ」

「いったぁぁぁl!!?」

「土方さん……」



「で、喧嘩の原因はなんだ?」

「それが……」

かくかくしかじか

「……ふ〜ん」(にやり)

「………」(ぎくぅ)

「そりゃそうだろうなぁ。そんな傷残されたら、お前らがこの家を出て行ったあと寂しくなっちまうもんな」

「ち、違うわぁぁぁぁ!!」(真っ赤)

「銀ちゃん……そうだったアルか。安心するネ! ずっとここに一緒にいるアル! 銀ちゃん死ぬまでいてやるヨ!」
「いや、それも迷惑なんですけど」



「もう落ち着いたか?」

「……最初から落ち着いてますけどね」

「そうかよ」

「……何笑ってんですか」

「てめーも可愛いとこあるんだな、と思って」

「かっ………だから違うって言って……」

「つーか、それはもういい」

「あ?」

「今日、何のために来たと思ってんだ」

「…………土方くん、お誕生日おめでとうございます」

「おう」(満面の笑顔)

『がっはぁぁぁ!可愛っ!!!』



 おわり



メモの日付が3年前でした。
"せいくらべ"の話だけだったんですが、
後々、「あれ……子供の日だから、土方の誕生日じゃん」と(笑)
無理矢理イチャを追加しました。

というか、私、ジャンプ読んでないので、
原作の展開をよく知らないのですが……
地雷的なネタになってませんように……と願う。

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