原作設定(補完)

□その36
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#353

作成:2018/03/01




「……と言うわけで、白状してくだせぇ」

「…………なにが"というわけで"だ」

「めんどくせーんで省略しやした。土方さん、いつも、完結に話せって言ってるじゃねーですかぃ」

「大事なことは省略するんじゃねーよ」

「じゃあ……"隊士たちの間で、最近土方さんの様子がおかしいけど何かあったんじゃねーか、ってもっぱらの噂で、どうせマヨの取り過ぎかニコチンの吸いすぎだろうって聞き流そうとしたら、なんだか休みの前には浮かれてたりニヤニヤしてたりするんで、好き人でもできたんじゃねーか、って面白い話を言い出したんで、そんな面白い話ならぜひ俺に調べさせろ"……と言うわけで、白状してくだせぇ」

「長ぇ! ……つーか……な、何の話してんだてめーらは……」

「違うんで?」

「……違うに決まってんだろーが。俺がそんなことで浮かれるわけがねー」

「……へえ。好きな人ができた、ってほうは否定しねーんですね」

「…………そ、そっちも、お、おめーらの勘違いに決まってんだろ」

「動揺してますぜ」

「……し、しし、してねー」

「素直じゃねーなぁ。じゃあ、これ使ってみてくだせぇ」

「……なんだよ、それ」

「自白剤入りスプレーでさ」

「ばっ……んな危ないもん持ち出すんじゃねー!!」(逃げる)

「あ!待て土方コノヤロー」(棒読み)



「土方さーん、いい加減にしてくだせぇ」

「てめーがいい加減にしろ!!どこまで追っかけてくんだ!!」

「土方さんが観念したらいい話でさぁ…………って、あ、旦那」

「あ?」

「土方さんを捕まえてくだせぇ」

「喜んで!」

「ばっ、てめっ、何しやがるっ」

「総一郎くんに頼まれただけですぅぅ、人助けですぅぅぅ」

「総悟です。しっかり捕まえててくだせぇよ」(スプレー取り出す)

「!!」(避ける)

ぶしゅーっ

「ぶわっ!」

「あ」

「何コレ!コレなに!?」

「旦那ぁ、邪魔しねーでくだせぇ」

「邪魔って、協力したのにぃ!?」

「つーか、万事屋! いい加減に離せコラァ!」

「嫌ですぅ、離したくありませんんん」

「ばっ、ふざけてんじゃねー!!!」

「……(ぴーん)……旦那、一つ聞いていいですかぃ?」

「何?」

「好きな人を教えてくだせぇ」

「土方くんが好き」(ぎゅぅぅぅぅ)

「ば、ばばば、ばかっ!!」

「……あれ? 何か言っちゃった? 俺」

「自白剤なんだよ、さっきのは!」

「隙ありぃぃ」

ぶしゅーっ

「げっ……ぶわっ!」

「土方さんは誰が好きなんですかぃ?」

「…ぐっ……よ、万事屋…………ああああ、言っちまったぁぁぁぁ!!」

「土方くん!! 俺、嬉しいぃぃぃぃ!!」

「喜んでんじゃねー!! てめーが離さねーから総悟なんかにバレちまったんだろうが!」

「分かった! 責任をとって一生離しません!!」

「何も分かってねぇぇぇぇぇ!!!」

ギャーギャー イチャイチャ

「…………なんでぇ、つまんねぇオチでぃ」←こいつのせい


 おわり



これもメモにあったやつ。
手抜きにしたらからものすごく短くなったけど、
ちゃんと書いても結果は同じだと思うと頑張るのがちょっと虚しい(笑)
手抜きにするにはセリフをたくさん考えないといけないから、
それはそれで大変なんですよ……ということにしておこう。

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