原作設定(補完)
□その34
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#335
作成:2018/01/11
「多串くんさぁ、初夢って何見た?」
「……なんだ今頃。もう年が明けてから10日過ぎるぞ」
「それはぁ、年が明けて10日も過ぎてからようやく多串くんがお泊りに来てくれたからじゃないかなぁ」
「……わ、悪かったよ」
「いいけどさ。なので、我慢してた銀さんのためにピロートークぐらいお付き合いください」
「……初夢、か………覚えてねーな」
「うわっ、つまんない答え」
「……仕方ねーだろ」
「俺なんか、多串くんと二人で鷹の上に乗って富士山まで行って焼き茄子を食べる夢を見ました」
「……嘘だろ」
「たぶんそんな夢を見てた気がするなぁ」
「てめーも覚えてねーんじゃねーか」
「初夢ってさ、いつ見る夢のことか知ってる?」
「あ? 初夢なんだから……元旦の夜?」
「元旦の夜ってどっち? 元旦の朝に起きる前? 夜になって寝てから?」
「新年最初だったら1日の0時から起きるまでだろ」
「……ええぇぇ、それは困るから1日の寝てから2日の起きるまでにしてよ」
「してよ、って……どんな夢を見たんだ」
「多串くんが俺に愛想をつかして別れ話をされる夢」(くすん)
「………それ、夢じゃなくて現実じゃねーか? そんなことを言ったような気が……」
「言われてませんんんんん! 勝手に俺の夢を現実にしないでくださぃぃぃぃ」
「じゃあ以心伝心」
「うわ、熱烈! 思うだけで多串くんの気持ちが銀さんに伝わっちゃう……って、思ってるってことじゃねぇかぁぁぁ!!」
「冗談はさておき」
「冗談?マジで冗談?ホントに冗談? …………携帯で何調べてんの」
「初夢……初夢……っと……ああ、諸説あるらしい」
「つまり?」
「1日に見る夢、1日から2日に見る夢、2日から3日に見る夢とかもあるみてーだ」
「どれでもいいってこと?」
「いいんじゃねーか」
「多串くんは、どっちが良いと思う?」
「…………てめーのめでてー頭には、縁起の良いもん並べておけばいいんじゃね?」
「……ひひ。そんじゃ、今年も縁起良いとおりによろしくお願いしまっす」
「仕方ねーからよろしくしてやらあ」
ぎゅーーーっ
「……ほっ……」(安堵する土方)
++++
土方の初夢
「多串くん、別れよう」
「なんでだよ」
「なんでって……マヨネーズの取りすぎで体重+30kgとか有り得ないでしょ」
「い、今までは大丈夫だったんだ。ちょっと動けばすぐ……」
「あのね、僕たちもう三十路直前なんだよ。いくら食べても運動すれば太らなかった今までとは違うんだよ!煙草も全然やめられないし、多串くんの健康を心配するのに疲れちゃった。じゃ、そういうことで」
「万事屋ぁぁぁぁ!!」
↑マヨと煙草の摂取しすぎて愛想をつかされる夢だった。
おわり
という初夢ネタでした(笑)