原作設定(補完)
□その33
9ページ/24ページ
小ネタ その1
「それじゃあ、名前をつけないといけませんね」
「デブ鳥」
「ちゅちゅちゅん!!!」
「嫌みたいアル」
「鳥なんだからピーちゃんとかでいいんじゃねーか」
「……ちゅん」
「不満そうですね」
「二人ともセンスないアル」
「全部に定春ってつけてるお前に言われたくねーよ」
「"ちゅん"は可愛いから入れたいですよね。……銀ちゅんとか?」
「"銀ちゃん"と似てて紛らわしいネ」
「そっかぁ……じゃあ、ちゅん時」
「……ぷふっ……可愛いアル」
「ちゅん!」
「あ、気に入ったようですよ。じゃあ、銀さんのほうが"ちゅん時"で、そうなると土方さんのは"ちゅん四郎"ですね」
「な、なんで俺のまで合わせて付けるんだよっ」
「ちゅちゅん!」
「ちゅん四郎も気に入ったみたいアル」
「よろしくね、ちゅん時、ちゅん四郎」
「ちゅん!」
「ちちゅん!」
「……はぁ」×2
小ネタ その2
「……えっと……それでな、万事屋。エサ代とか出すから、こいつ、ココで預かってくれねーか?」
「えっ!ホントですか!よろこんで!!」
「大歓迎アル!」
「そ、そうか?良かった、よろしくたの……」
「いや、ダメだ!!」
「なんでだ」
「なんでですか」
「なんでアル」
「俺が多串くんになかなか会えなくて寂しい思いをしてんのに、こんなヤツラが居たら目に毒だろーがぁぁぁ!!」
「ちゅん」(イチャイチャ)
「ちゅちゅん」(イチャイチャ)
「……な、、な、何言ってんだ……てめーは……」
「銀さん……大人気ないです」
「銀ちゃん……キモイアル」
「うるせー! あ!良いこと思いついた。じゃあ、ちゅん四郎をうちで預かるからコイツを多串くんが……」
「そうだな、やっぱりちゃんと自分で飼わないといけねーよな。それじゃあ、そろそろ俺は帰るから。行くぞ、ちゅ……ちゅん四郎」
「ちゅん!」
土方、ちゅん四郎、帰宅
「あっさり帰っちゃいましたね」
「ちぇっ……ちゅん四郎なら可愛がれると思ったのに」
「ぢゅん!」
……
……
「アイツに似た鳥なんて持って帰ったら、アイツラになんて言われるか」(赤面)
「ちゅん」
「……むさくるしいところだけど、仲良くやろうな」
「ちゅん!」
小ネタ その3
「あ、副長、お帰りなさい。早朝からどこに………そ、その鳥は!!」
「山崎……知ってるのか?」
「知ってるもなにも、巷で有名な“ちゅん”じゃないですか!どうしたんですか、それ……って、副長にそっくりってことは、卵を温めたんですか!?」
「……そうらしい」
「じゃあうちの子ですね!」
「ちゅん!」
「鳴いた!めっさ可愛いぃぃぃ!」
「………」(呆れ)
・・
「トシィィィィ!!例の鳥が居るって本当か!?」
「近藤さん……すまねぇが、コイツをここで飼ってもいいか?」
「当たり前だろう!!…というか、卵をどこで見つけたんだ!!お妙さんに“見つけてきてね”って頼まれてるんだよぉぉぉ!」
『“見つけてこないと殺す”とか言われたんだろうな』
「わ、悪い。拾った場所を見てきたけどもう無かったんだ」
「そうなのかぁぁぁぁ……コイツが卵産んだりしねーかな」
「さ、さあ。でも産まれたばかりだから、卵は無理じゃねーかな」
「そうだよなぁ」(がっかり)
「ここで飼うなら名前が必要ですよね!」
「あ、それは…」
「やっぱり“トシちゅん”だろ」
「えぇぇぇ、俺たちは副長の名前を呼び捨てにできないんで……副ちゅん、とかどうですか」
「それじゃあ誰のことか分からんだろう」
「“死ね土方”にしやしょう」
「……沖田隊長……無理です」
「コイツは気に入るかもしれねーだろ。おい、どれがいいんでぃ」
「…ちゅ〜ん」
「どれも嫌そうだな……」
「ちゅんちゅちゅん!」
「え?何か言ってますよ」
「もう名前は付いてるんじゃねーのか」
「ちゅん!」
「……トシ?」
「…ちゅ……ちゅん四郎だ」
「ちゅん!!」
「ちゅん四郎かぁ、うん、可愛いからそれでいこう!」
「おい、ちゅん四郎、焼きそばパン買ってこいや」
「買ってこれるかぁぁぁ!パシリじゃねーんだぞ!」
「寝床はやっぱり副長の部屋が良いんですよね」
きゃっきゃっ
『……なんか万事屋んとこのガキ共みてーに盛り上がってるな……ま、いいか』
.