原作設定(補完)

□その33
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小ネタ その1

「それじゃあ、名前をつけないといけませんね」

「デブ鳥」

「ちゅちゅちゅん!!!」

「嫌みたいアル」

「鳥なんだからピーちゃんとかでいいんじゃねーか」

「……ちゅん」

「不満そうですね」

「二人ともセンスないアル」

「全部に定春ってつけてるお前に言われたくねーよ」

「"ちゅん"は可愛いから入れたいですよね。……銀ちゅんとか?」

「"銀ちゃん"と似てて紛らわしいネ」

「そっかぁ……じゃあ、ちゅん時」

「……ぷふっ……可愛いアル」

「ちゅん!」

「あ、気に入ったようですよ。じゃあ、銀さんのほうが"ちゅん時"で、そうなると土方さんのは"ちゅん四郎"ですね」

「な、なんで俺のまで合わせて付けるんだよっ」

「ちゅちゅん!」

「ちゅん四郎も気に入ったみたいアル」

「よろしくね、ちゅん時、ちゅん四郎」

「ちゅん!」

「ちちゅん!」

「……はぁ」×2




小ネタ その2

「……えっと……それでな、万事屋。エサ代とか出すから、こいつ、ココで預かってくれねーか?」

「えっ!ホントですか!よろこんで!!」

「大歓迎アル!」

「そ、そうか?良かった、よろしくたの……」

「いや、ダメだ!!」

「なんでだ」

「なんでですか」

「なんでアル」

「俺が多串くんになかなか会えなくて寂しい思いをしてんのに、こんなヤツラが居たら目に毒だろーがぁぁぁ!!」

「ちゅん」(イチャイチャ)

「ちゅちゅん」(イチャイチャ)

「……な、、な、何言ってんだ……てめーは……」

「銀さん……大人気ないです」

「銀ちゃん……キモイアル」

「うるせー! あ!良いこと思いついた。じゃあ、ちゅん四郎をうちで預かるからコイツを多串くんが……」

「そうだな、やっぱりちゃんと自分で飼わないといけねーよな。それじゃあ、そろそろ俺は帰るから。行くぞ、ちゅ……ちゅん四郎」

「ちゅん!」

土方、ちゅん四郎、帰宅

「あっさり帰っちゃいましたね」

「ちぇっ……ちゅん四郎なら可愛がれると思ったのに」

「ぢゅん!」

……
……

「アイツに似た鳥なんて持って帰ったら、アイツラになんて言われるか」(赤面)

「ちゅん」

「……むさくるしいところだけど、仲良くやろうな」

「ちゅん!」




小ネタ その3

「あ、副長、お帰りなさい。早朝からどこに………そ、その鳥は!!」

「山崎……知ってるのか?」

「知ってるもなにも、巷で有名な“ちゅん”じゃないですか!どうしたんですか、それ……って、副長にそっくりってことは、卵を温めたんですか!?」

「……そうらしい」

「じゃあうちの子ですね!」

「ちゅん!」

「鳴いた!めっさ可愛いぃぃぃ!」

「………」(呆れ)

・・

「トシィィィィ!!例の鳥が居るって本当か!?」

「近藤さん……すまねぇが、コイツをここで飼ってもいいか?」

「当たり前だろう!!…というか、卵をどこで見つけたんだ!!お妙さんに“見つけてきてね”って頼まれてるんだよぉぉぉ!」

『“見つけてこないと殺す”とか言われたんだろうな』

「わ、悪い。拾った場所を見てきたけどもう無かったんだ」

「そうなのかぁぁぁぁ……コイツが卵産んだりしねーかな」

「さ、さあ。でも産まれたばかりだから、卵は無理じゃねーかな」

「そうだよなぁ」(がっかり)

「ここで飼うなら名前が必要ですよね!」

「あ、それは…」

「やっぱり“トシちゅん”だろ」

「えぇぇぇ、俺たちは副長の名前を呼び捨てにできないんで……副ちゅん、とかどうですか」

「それじゃあ誰のことか分からんだろう」

「“死ね土方”にしやしょう」

「……沖田隊長……無理です」

「コイツは気に入るかもしれねーだろ。おい、どれがいいんでぃ」

「…ちゅ〜ん」

「どれも嫌そうだな……」

「ちゅんちゅちゅん!」

「え?何か言ってますよ」

「もう名前は付いてるんじゃねーのか」

「ちゅん!」

「……トシ?」

「…ちゅ……ちゅん四郎だ」

「ちゅん!!」

「ちゅん四郎かぁ、うん、可愛いからそれでいこう!」

「おい、ちゅん四郎、焼きそばパン買ってこいや」

「買ってこれるかぁぁぁ!パシリじゃねーんだぞ!」

「寝床はやっぱり副長の部屋が良いんですよね」

きゃっきゃっ

『……なんか万事屋んとこのガキ共みてーに盛り上がってるな……ま、いいか』


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