原作設定(補完)

□その33
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#328

作成:2017/12/08




「……あれ? 土方くん?」

「あ、銀さん、お帰りなさい。お疲れ様です」

「おう。どうしたの、これ」

「急に非番になったからってお昼ごろに来たんですけど、銀さん待ってるうちに寝ちゃって」

「……お前、寝てる土方くんとずっと一緒に?」

「……やめてください。寝てる土方さんにムラムラするのは銀さんぐらいです」

「ばっ、てめっ、土方くんの寝顔よぉく見たことあんのかっ!? 見ろ、こんなに可愛い顔してんじゃねーかっ」

「……いえ、分かりたくないです。つーか、分かって欲しくないんでしょう?」

「ムラムラするのは許さんけど、分かるぐらいは許可する」

「だから、分かりたくないんです」

「……ちっ、だからお前はダメガネなんだよ」

「メガネは関係ねーだろぉぉぉ!」

「おい、騒いだら土方くんが起きちゃうでしょうが」

「あんたが騒がせて…………ホントに疲れてるみたいなんで寝かせてあげてくださいよ」

「分かってますぅぅ」

「じゃあ僕はそろそろ帰りますね…………神楽ちゃんが帰ってくるんですから、ここで変なマネは……」

「するかっ!さっさと帰れ!」

「はぁい(笑)」

新八帰宅

「まったくアイツは何を心配してんだ。まだ明るいうちから変なマネなんかするわけ……」

寝てる土方

「……変なマネなんか……」

すやすや寝てる土方

「………………ちょっとぐらなら良いいか」

「良いわけあるかぁぁぁぁ!」

「起きてたのかよ」

「起きるに決まってんだろ!てめー……ガ、ガキの前で恥ずかしいこと言いやがって」

「恥ずかしいことって何ですかぁ」

「か、可愛いとか、む、ムラムラするとかっ」

「可愛いじゃん、ムラムラするじゃん、俺のせいじゃないじゃん」

「じゃん、じゃねぇぇ!!」

「……顔、真っ赤だよ。嬉しいの?」

「お、怒ってんだよ!」

「怒った顔も可愛いでっす」

「……ば……バカじゃねーの」

『デレた!……可愛っ……やっぱりちゅーぐらいならしても許されるかも……』

「……土方くん」

「……なんだよ」

「…………」

「…………」

『イケる!』

「ただいまアル」

「うわぁぁぁぁぁ!!」

「うごっ!!」

「お、おお、おかえりっ!」

「……何じゃれてるアルか」

「な、ななな、なにもっ! しゃべってただけだ! な!?」

「……うん、そうだね」(しょんぼり)

「…………新八は?」

「か、帰ったよ、さっき! な!?」

「……うん、そうだね」

「置いていくなんて酷いアル。今日は姉御とご飯食べる約束してたネ」(銀時にウィンク)

「……あ、ああ、そうそう、今日は神楽ちゃんお泊りする予定だったよな、銀さん忘れたよ!」(棒読み)

「じゃあ行ってくるネ。マヨラ、銀ちゃんを頼むアル」

「お、おう」

「気ぃつけて行けよ。車にぶつかるなよ、弁償できないから」

「分かってるアル。いってきま〜す」

神楽外出

「……ふぅ…………ん? どうしたの土方くん」

「……チャイナに気を使わせるとか……情けなさ過ぎる」

「あれれ、気付いてた?」

「ワザとらしいんだよ……てめーが」

「神楽のせっかくの好意だからね、ありがたく受け取らないとさ」

「……後で買ってやる」

「? 何を?」

「酢昆布」

「ぶはっ……ふふ、よろしく。じゃあ、お返しに土方くんに……はい」(両手広げ)

「……なんだよ」

「感謝の気持ち」

「何が」

「忙しい仕事の合間に会いにきてくれたお礼?」

ぎゅーっ

「…………どーいたしまして」



 おわり



なんとなく書きたかった話。
なんてことない万事屋の一時、的な(笑)

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