原作設定(補完)
□その31
14ページ/18ページ
#308
作成:2017/10/11
「トシィィィ!!」
「近藤さん。どうした、またあの女が何か……」
「お前、何で言わなかったんだ!」
「あ?何をだ?」
「今日は万事屋の誕生日だそうじゃねーか!!」
「………だ、だから何だよ」
「言ってくれりゃあ休みにしてやったのに、水くせぇじゃねーか」
「………だ、だから、何で………」
「? お前、万事屋と付き合ってるんだろ?」
「!!!!? な、な、なな、なんでっ」
「総悟が教えてくれたんだ。そんな大事なこと何で話してくれねーんだ……」
『あ、あ、あのヤロォォォォ』
「そ、それは……」
「うん、ま、トシは照れ屋だからな。俺には言いにくかったんだよな。それよりも、今から休みな」
「は!? や、いいよ、そんな……」
「なに言ってんだ、誕生日は大事だぞぉ。俺だってお妙さんの誕生日に贈り物は欠かさないしな!きっと万事屋だって喜んでくれるぞ!」
「……だから、そういうんじゃねーからいいんだって」
「ダメです!局長命令な!ちゃんと万事屋に会いに行ってこい。じゃないと万事屋を屯所に呼んじゃうぞ!(笑)」
「……ぐ……」
「………というわけだ……」
「おまっ……バレるにしたって、もうちょっとマシなバレ方があるんじゃないですすかね」(真っ赤)
「だからバラしたのは俺じゃねーし」
「つーか、沖田くんにはバレてたんだ」
「………おめーのせいでな」
「あ?俺ぇ?」
「………このあいだ、総悟に逃げられて一人で見回りしてたら……てめーが……あんなことしやがるから……」
「あるら〜……あれ、見られてた?」
「だからところ構わず発情すんなって言ってんだろうが」
「おまっ、顔を見るのも二週間ぶりだったんだぞ? 無防備に一人で歩いてたらチューぐらいしたくなるだろーが」
「む、無防備ってなんだ!仕事中だっただろうが!」
「いやいやいや、俺の顔を見た瞬間に嬉しそうな顔しちゃったからね。ものごっさ可愛かったからね」
「なっ……」
「あれはムラムラしても仕方ないよ、うん、ないない」
「俺のせいにすんじゃねー」
「あー、まあ、これで俺にも会いやすくなったんじゃね?雨降って地固まる、みたいな?」
「知られてると思うと余計に休みにくいわ」
「でも今日は会いに来てくれたんだろ?」
「……局長命令だしな」
「あー、そうか。土方くんを休ませるには、これからはゴリさんにお願いすればいーのかー」
「ばっ! んなことしたら………泣くぞ」
「ぶはっ! 泣いてる土方くんも見てみたいなぁ(笑)」
「…悪趣味め」
「だって泣くのは俺の前だけだろ? 誰も知らない土方くんならいつでも見たいんですぅぅぅ」
「…………おめーにしか見せてない姿ならいくらでもあるだろうが」
「ひひ。恋人の誕生日に優しくしてくれる土方くんとか?」
「してほしいならな」
「大歓迎でっす」
はぴば、銀さん!
おわり
なんかいろんな小ネタを考えていたような気がするけど、
書こうとすると思い出せないのはなぜだろう(笑)
もっといちゃいちゃさせたいんだけどなぁ。