原作設定(補完)

□その31
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#303

作成:2017/09/27




「土方くん……大事な話があるんですけど……」

「……マジなツラして気持ち悪ぃな」

「大事な話だからね」

「……金なら貸さねーぞ」

「まずソレェェ?お前、俺をなんだと思ってんの!?」

「万年金欠のダメ社長?」

「当たってるけども!!」

「金なら貸さねぇ」

「だから違うから!!」

「じゃあなんだ」

「……金の他に何かなくね?」

「あ?」

「俺がさぁ、お前に改まってお願いするようなこと」

「……!!……お、俺はそういうことはちょっと……」(もじもじ)

「……え?分かんない、何の話?」

「ピーーーッとか」

「金の次はエロかよ!!ホント、お前ん中の俺ってどんなん!?」

「万年金欠の性欲魔人なダメ社長」

「意義ありぃぃぃ!そういうことは実績を確認してから言ってくださいぃぃぃ!」

「実績?」

「性欲魔人なところなんて見せたことないだろうが!夜に会って朝には帰っちまうくせに!」

「…じゅ、充分だろうが…」

「銀さんの本気はあんなもんじゃありませんんんん。土方くんの足腰立たなくなるぐらい頑張れ……ガハッ」

「何の話をしてんだてめーは」

「れ、冷静な表情で腹にえぐり混むようなパンチをくり出すのは止めてくださぁい……だいたい、話を反らしたのは土方くんだから。大事な話があるって言ってんのに……」

「言ってみろよ」

「……言ったら聞いてくれる?」

「断る」

「まだ言ってないのにぃぃ?」

「どうせくだらない話だろ」

「……お前にとってはくだらなくても、俺にとっては大事なことなんだけどなぁ……」(しょんぼり)

「………だ、だから、なんだよ……」

「……あのさ……」

「………」

「……実はさ……」

「………」

「先週のジャンプ、金がなくて買えなくてさ。屯所から貰ってきてくんない?」

「!!!」

「あ、できれば今週の分もあると嬉しい……」

『やっぱりくだらねえことじゃねえかぁぁぁぁ!!』

「知るかぁぁぁぁ!!だいたい屯所はマガジン以外禁止だコラァァ!」

「いやいやいや、絶対あるから。みんな隠れて読んでるから。今時マガジンだけって…ぶふっ…有り得ないから」

「てめぇぇぇ、マガジン馬鹿にしてんのか!あの雑誌はなぁ……」

「あ、いいです、マガジン談義は。それよりジャンプ……」

「誰が貰ってくるかぁぁぁ!!見つけたら切腹だコラァァァ!!」




後日談。

「旦那、何、副長怒らせてくれちゃってくれてんですか」

「やっぱ怒ってた?」

「屯所でジャンプ狩りしてますよ。隠れて読むこともできません」

「元気そう?」

「え?…まあ、鬼のような形相で歩き回ってますけど…」

「ならいい」

「……もしかして、副長が悩んで元気ないからですか?」

「理由は知らないけどさ、土方くんは元気に怒ってるぐらいが一番"らしい"じゃん」

「………そうなら矛先は自分だけに向けてくださいよ」

「やだよ、怖いもん(笑)」

「……はぁぁ……」


 おわり



入力しながら内容を考えたので、普通の話になっちゃいました。
二人にはくだらない会話をつづけて欲しいなぁ。

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