原作設定(補完)
□その26
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#256
作成:2016/12/17
「38.2度……完全に風邪ですね」
「……ゴホッ……ぜ、全然…だいじょ……ゲホッゲホッ……」
「まぁまぁ、トシ。今日はおとなしく寝ておけ。俺たちでなんとかするから」
「……す、すまねぇ……」
「ぷふっ。だけど、トシが風邪引くなんて珍しいなぁ」
「ですね。隊士が次々に感染した去年の風邪菌にも一人ぴんぴんしてたのに」
「…ゴホッ……お、俺だって…風邪ぐれぇ……ゴホッ…」
「バカは風邪ひかねーって言いまさぁ」
「…てめーもひいてなかったじゃねーか…ゴホッ…」
「そういえば、今朝屯所に来る途中で、防寒フル装備の万事屋の旦那が新八くんたちに引きずられていくのを見ましたよ」
「防寒フル装備?」
「真っ赤な顔してたし風邪でも引いたんだろうなぁ、って……はっ!」
「……ゴホッゴホッ……」←昨夜外泊、銀時と“仲が良い”
「………」×3
「さ、さてと、仕事でもするかぁ」
「そ、そうですねっ。副長が休みな分、俺たちで頑張らないとっ!」
「風邪がうつるようなことでもしたんですかぃ?」
「沖田隊長ぉぉぉぉ!! 見廻りの時間ですよ!ほら!早く!」
「じゃあな、トシ。ちゃんと寝てろよ!」
パタン
「……あの腐れ天パ……風邪引いてるからって優しくしてやるんじゃなかった……ゴホッ……」
+++
「ええぇぇぇ!!帰るのっ!?風邪をひいた俺を一人置いて!?明日になったら悪化して死んでたらどうすんですかコノヤロー!」
「そんぐれぇで死ぬタマか」
「銀さん見た目よりもせん…ゴホッゴホッゴホッ……繊細なのにぃ」
「繊細って言葉を辞書で引け」
「ちぇっ…もういいですぅ…ゴホッ…この寒い部屋で一人寂しく寝るから…ゲホッ…」
「……うつすなよ」
「おっけーい、我が命に代えても」
+++
おわり
穴埋めのやっつけ……またか(笑)
本当は銀さんが風邪を引いている話を書くはずだったんですが、
時間がないのでやっつけの手抜きになりました。
なんてことない話。