学園設定(補完)

□同級生−その3
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#44

作成:2017/05/04




「どうしたんだ、銀時のやつ」

「せっかくのゴールデンウィークなのにしめっぽいのぅ」

「例の幼馴染が部活の合宿で居ないらしい」

「……はっ(失笑)……あ? じゃあ、明日は……」

「当然、なしなんだろうな」

「ぎゃはははは、今年はあの浮かれてウザイ顔を見ねーで済むってわけだ」

「どっちにしろしめっぽくてウザイがのう」

「そんなに大事なら合宿所まで押しかけたらいいんじゃねーかあ?」

……

がたん!!!!

「……どうやら名案だったらしいな」

「高杉ぃ、おまんもたまには良いこと言うのぅ」

「……いや……冗談のつもりだったんですけど……」




「じゃあ、今日は土方さんはこの部屋で寝てくだせぇ」

「……布団部屋じゃねーか」

「他の部員から苦情が出てんでさぁ。土方さんのいびきがうるさくて眠れねーって」

「い、いびきなんか……」

「かかないかどうか、自分では分からねーですよね?」

「……う……」

「そういうわけで、一人寂しく寝てくだせぇ」




「……バレバレだっつーの……日付が変わった途端にみんなで何かしでかす……じゃねー、祝ってくれる気なんだろーが……ちっ……」

『……ま、気持ちは嬉しいけどよ…………誕生日かぁ…………物心ついてから、誕生日にアイツが居ねーのって始めてだよな……でも違う高校になってから仲良い友達もできたみてーだし、もう俺の誕生日なんてどうでも……』

カタン カサカサッ

『!? …………なんだ……外に誰か居る?……アイツら……じゃなかったら……一応見てみるか?』

カラカラカラ(窓開け)

「……?」

しろっぽいものがすーっと

「!!!!! ぎゃ……」

「しーーっ!」

「……あ?…………銀時!?」

「お、おう」

「な、なにしてんだ、お前……ここ他県……」

「……だ、だってよ……なんか……おめーが居ないのが落ち着かなくて……」

『……なんだ、考えることは同じたんだな……』

「……ありがとうな……」

「……や、まだ何も言ってませんけど(照れ)」

「うん(照れ返し)…………というか、これからどうすんだ?電車で来たのか?」

「あー、うん……始発の時間まで休ませて……」

襖バーーン!!

「「「土方さん!誕生日おめ……」」」

「「……」」

「……土方さんが見知らぬ男を寝室に連れ込んでまさぁ」

「トシィィィ!?」

「や!ち、違う、コイツはっ」

ギャーギャー

『……なんか騒がしくなっちまったけど……誕生日おめでとう、十四郎……』



はぴば、十四郎!


 おわり



無理矢理考えた同級生設定。
オチが適当になっちゃったなぁ……
いつもと変わらないか……じゃあ、いいや(笑)

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