原作設定(補完)

□その16
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#158

作成:2015/12/02




「ふ……ふふっ……ふふふっ」


冒頭から思い出し笑いで失礼します。

だってさ、昨日…昨日…ぶ、ぶふふふっ……土方とさ、まーなんというか、いたしちゃったりしちゃったわけなんですよ。

そりゃね、めずらしくアイツがけっこう飲んで酔ったところを必死に口説き落としたようなもんで、愛……の告白とか?お付き合いのはじまりとか?そういうスタンダードな手を使ったわけじゃないんだけどね。

俺はずっと好きだったし、アイツも嫌な顔……つーか、むしろ可愛い顔してたしっ!

大丈夫だよ?起きたら全部忘れてるってオチじゃないから。

アイツ帰り際に「じゃあな」ってちょっとはにかんで帰って行ったからねっ!

これってもう付き合ってるようなものじゃね?これから銀さんと土方くんのラブラブライフが始まるって思ってもいいんじゃね?

きゃぁぁぁあ、次に会った時どんな顔していいんだろっ、も〜〜うっ!



なんてウキウキワクワクの翌日、さっそく団子屋でお茶してたら土方を発見。

もちろん、会えないかなって思って待ち伏せしたんだけどねっ。

沖田君が一緒なのが邪魔だけど、アイコンタクトでこっそりイチャイチャするのも秘密の恋の醍醐味だし。

「旦那じゃねーですかぃ、相変わらず暇そうですね」

「忙しい合間の休憩ですぅ」

「土方さん、俺らも休憩して行きやせんか?」

そう沖田君に言われたら土方は気まずそうな顔で俺を見……てない。あれ?

こっちをちらっとも見ないで、

「先行く」

そう行ってさっさと行ってしまった。

……んー?照れてるとかいうよりむしろ……

「旦那、土方さんと喧嘩でもしたんですかぃ?」

「……し、してないよ……」

むしろ仲良くなったんだと思うんですけど、いろんな意味で。

「俺を一人で置いていったら仕事なんかするわけないの知ってて先に行っちまいやしたぜ。ありゃあ、かなりご機嫌斜めだと思うんですけどねぇ」

えぇぇぇえ、なんで!?



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