原作設定(補完)
□その15
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#149
作成:2015/11/20
「近藤さん、松平のとっつぁんのところに書類届けてくる」
「え、トシ、連勤明けだろう。わざわざお前が行かなくても…」
「…いや、誰かに頼んでとっつぁんに難癖つけられたら困るしな…」
「あー、そうなー。じゃあ、移動中にコレ食え」
「? なんだ?」
「団子、貰い物だけどな。疲れには甘いモンだろ〜」
「……ありがとう。じゃ、行って来る」
「頼む。戻ったらちゃんと休めよ」
「分かった」
「……ちっ、あのクソジジィめっ、何が“今夜は栗子とデートだから護衛よろしくぅぅ”だよっ!俺は非番だっつーのっ!!」
『アイツに会うの三週間ぶりだったのに………がっかりすんだろうな……』
「……おい、ちょっとかぶき町に回ってくれ」
「はい」
「…あ……おい、止めろ」
キキィッ
「万事屋っ」
「ん? あっ、土方ぁっ(超嬉しそう)」
『うっ(胸が痛い)』
「あ……あのな……今日なんだけど……」
「…仕事?」
「……ん……」
「分かった。次の休みは知らせてな」
「……悪い……」
「大丈夫っ、銀さんも、銀さんの銀さんも気は長いからっ」
「…そっちかよ………あ、そうだ……コレ、近藤さんから貰ったんだけど、食っていいぞ」
「(くんくん)団子っ、いただきっ」
「……じゃあな」
「またねぇ」
「…はぁ…」
「……あれ……」
「…総悟……なんだよ、変な顔して」
「…土方さん、団子、食べなかったんですかぃ」
「…………何をした」
「どこもおかしくねーですかぃ?」
「だから、何を入れたぁぁ!!」
「ムラムラする薬でさぁ。近藤さんで試そうと思ったら土方さんにやったってんで、おもしれーことになったと思ったのに……」
「総悟ぉぉおお!!!!」
『あのヤロウっ、ホントろくなことしねーなっ! とっつぁんの護衛を押し付けただけじゃ気が済まねぇよ!』
「土方さん、こんばんは」
「怖い顔して人でも殺してきたアルか」
「メガネ、チャイナ。………いっぺん殺してやりてーけどな………つーか……お前らだけか?」
「銀ちゃんは留守番ネ」
「土方さんとの約束が無くなったから、うちで一緒に鍋でもやるはずだったんですけど……なんか急に体調悪くなったみたいで……」
「……アイツ……団子、食ってなかったか?」
「あ、食べてました」
「独り占めするからバチが当たったネ」
「………(汗)」
「あれ?そういえば、土方さん、仕事なんじゃ?」
「あー……それ無くなったから……」
「じゃあ銀さんすぐ元気になりますねっ。寝てるかもしれないんで、鍵渡しておきます」
「……じゃまするぞ(小声)……」
ぺたぺたぺた
「………」
「…ん………はっ……ふっ……あ……ひじ…かた……っ……」(笑)
「……っ……」(真っ赤っ赤)
ボスボスッ(襖ノック)
「万事屋」
「うひひゃうっ!ひ、ひひ、土方ぁっ!?」
「あー……悪ぃ…さっきてめーにやった団子なんだけど……総悟からだった……」
「………それでか……(沖田君んんんん)」
「……開けるぞ」
「ちょ、ちょちょ、ちょっと待っ……あっ!きゃぁぁああ、えっちぃぃ」(真っ赤っ赤)
「ばーかっ」
「だから待てって……あの……トイレ行くからあっち向いててくんない?」
「……必要ねーだろ……俺が居るんだから」
「…え…」
「……手伝う」
「まじでか」
「……今日……だけからな」(はにかみ)
『がはっ!超可愛っ!!』
おわり
ただそれだけな話(笑)