原作設定(補完)
□その１３
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＃１２６ 2015/09/08
屯所、廊下。
「……トシぃ……」
「うわっ！！ど、どうしたんだ、近藤さん。暗れーぞ」
「……これ、やる……」
「あ？ なんだ？（かさかさ）……温泉旅行のチケット？……」
「今日お妙さんが店休みだからさぁ……サプライズで旅行にでも誘おうと思ったのに……とっつぁんから電話ですぐ来いって……」
「……（あの女がそんなサプライズに乗るはずねーと思うけど）……」
「トシ、これから非番だろ？誰か誘って行ってこいよ」
「え…あ……でも……」
「いいからいいから。お前に使ってもらったら俺も嬉しいしさ」
「ちょ、近藤さんっ」
「土産に温泉饅頭買ってきてね」（トボトボ）
「……………え〜〜」
「行かないんですかぃ？じゃあ、俺が……」
「うわっ！！総悟っ！てめーは今日、非番じゃねーだろーがっ！！」
「あんたと変わってやりまさぁ」
「頼んでねぇぇ！！」
「ちっ、どうせ一緒に行く相手もいねーくせに」
「総悟ぉぉ！！」
「土方ケチヤローっ」（ぴゅーっ）
「……あのクソガキっ……………相手ぐらいいるっつーの」
屯所、副長室。
『夜に会う約束はしてたけど……昼間だしな……仕事でいねーかもしれねーし……でも、いつもプラプラしてるから今日も暇かな……………５回コールで出なかったら諦める』
プルルルルッ……プルルルルッ……プルル
『はい、万事屋銀ちゃん』
「…あ……お、俺……」
『土方？ どした？』
「…え、と……今、暇か？」
『や、仕事中。昼飯に戻ってきただけ。夜は予定通り空けてるぞ』
「……じゃあいい……」
『ああ？ ちょいちょい、待った待った。何？気になるじゃん』
「………近藤さんに温泉旅行のチケット貰ったんだけど」
『行く！』
「や…もう出ねーと間に合わねーし…」
『すぐ行く！！』
「……仕事中だろーが」
『大丈夫！俺がいなくてもなんとかなるからっ』
「……てめーな…それじゃなくても仕事少ねーんだからあるときぐらいマジメに…」
『俺が行かなかったらどうすんだよ、それ』
「…他の奴に…（譲る）」
『許しませんよ！銀さん以外の奴と旅行なんて絶対ダメだろコノヤロー！！』
「………」
『俺はさ、お前の仕事で約束ドタキャンされても許してんじゃん。お前も俺が仕事ドタキャンするのぐらい許せよ！』
「………」
『一緒に行ってください、お願いします』
「…俺のセリフだろーが…」
万事屋。
チンッ
「………」
「………」
「………」
「行かせてください、お願いします」
「……土産買ってこいヨ」
「仕方ないですね。これを逃したら土方さんと旅行なんてないかもしれないし」
「や、それはオーバーじゃ…」
「そうネ。いつマヨラに捨てられるかわからないアル」
「そういう意味で！？」
新八、神楽、その後。
「銀時はどうした」
「あのー…」
「サボりネ」
「ああ？」
「あのっ、すみません、急に旅行に誘われて…」
「…これか？（小指）」
「…まぁ…」
「じゃあ仕方ねーな。女に恥かかせちゃなんねーよ。お前らあいつの分までがんばって働けよ」
「はぁい」
駅。
「お待たせっ」
「…おう」
「ん？荷物少なくね？」
「一泊だぞ、お前なんでそんなに多いんだ」
「おやつとかおやつとか、おやつ？」
「子供か」
電車。
「土方、荷物上に乗せてやるよ」
「ん」
『うっ……小さい割りに重……（はっ）食べ物黄色くする例のやつか…』
旅館。
「豪華な部屋！」
バーン！
「豪華な景色！」
ババーン！
「豪華な風呂！」
バババーン！
「……おたくの局長さんさ、これお妙と行くために用意したんだろ？夢見すぎなんじゃね？」
「（笑）」
「さてと、まずは温泉入ろうぜっ！」
「……俺は後でいい……」
「おまっ、一緒に入らなきゃ旅行の意味がないでしょうがぁぁ！！」
「泣くなよ」
「部屋の風呂だし、他に誰も入ってこねーし、なぁ、いいじゃんんんん」
「……分かった……」
風呂。
「はぁぁぁぁ、極楽極楽」
「おやじくさいぞ」
「俺がおやじならお前だって……」
『あ……デコ出てる』（きゅん）
「………」
「………」
「………」（にじりより）
「…なんだよ…」
「…えーと……その……ここで、しね？」
「断るっ」
「温泉だよ？雰囲気の飲まれてムラムラした二人が盛り上がっちゃうのがお約束でしょうがぁぁ！！」
「だからおやじくせーって言ってんだろうがぁぁ！！」
「………」
「………」
「……一回だけ……な？」（おねだり）
「〜〜〜〜〜〜〜っ……い…っかいだけだからな」
「（にっ）」
カポーン
「一回って言っただろうがっ（怒）」
「ブーブー。土方だってノリノリで乗ってき……」
「死ねぇぇ！！」
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手抜きセリフのみですみません。
文章を入れると三倍になるんですが、そこまでするような内容じゃないので（笑）
超イチャイチャしましたよね！