原作設定(補完)

□その10
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#97  2015/07/14


最近、おかしいです。

多串くんを見てると変な気持ちになります。

どんな気持ちかって?

まぁ、男の子ですから……ムラムラする、っていうか、ぶっちゃけて言えばヤリてーな、って思うんです。

俺を見るあの嫌そうな顔。

あれをベッドの中で見たいな、なんて思うわけです。

でもさ、多串くん相手にだよ、口説いたり、誘ったり、囁いたり、ってあり得なくね?

気持ち悪くね?

アイツだってさ、中2じゃねーんだから、そんなモンに引っかかるわけがねーだろーし。

銀さん面倒くさいこと嫌いだし。


「というわけで、直球でお願いすることにしました。俺と一発ヤラね?」

「何が、“というわけで”だぁぁああ!!離しやがれっ!!」

「離したら逃げんじゃん」

「当たり前だろうがっ! 真面目な話があるからって来てやれば、なんでお前なんかに押し倒されなきゃならねぇ!!」

「さっき言ったでしょうが。俺と一発…」

「ヤラねーわぁぁあああ!!!!」

「え〜〜〜〜っ。もう銀さんの銀さん臨戦態勢で、このままじゃパーンってなるんですけどぉ」

「!!!??ぎゃぁぁぁあああ!!や、や、やめっ!!分かった!!」

「まじでかっ」

「金貸してやる!!それで吉原に行ってこいっ!!」

「そっちぃ?貸してくれるっつーなら金は借りるけど、吉原には行きたくない」

「あ?じゃあ、かぶき町にもそういう店ぐらい…」

「じゃなくて〜。俺は多串くんとやりてーんだってば」

「………お前………ソッチ系だったのか?」

「失礼なこと言うなぁぁ!!女の子のほうが好きに決まってんだろ!!」

「俺は女じゃねぇぇええ!!」

「分かってますぅ。でも、お前がいいんだもん」

「……だもんじゃねぇよ(頭痛)………なんで…俺だよ………」

「んー……強いて言えば、俺なんかに掘られてこの世の終わりみたいな顔をする多串くんが見てみたい?」

「てめーにこの世の終わりを見せてやるわっ(怒)」

「ひひっ、だから、んな可愛い顔するんじゃありませんよ」

「かわっ………俺は怒ってんだっ!!」

「しかたねーだろ。お前、俺にはそういう顔しか見せねーじゃん。俺の見てないところでは、笑ったり拗ねたり照れたりしてるくせにさ。だから銀さんも、他のやつ等が知らないお前の顔が見たいわけです。そんで、何があるかなぁって考えてみたら、イキ顔とか超萌える!綺麗なツラ歪ませて“銀時”とか呼ばれたたら超ドキドキ!!(暴走中)これなら確実にゴリ達は知らなくね?銀さんだけのものじゃね?」

「…………」

「え、なんで無言? も、もしかしてゴリにすでに見せてんですかコノヤローっ!!」

「んなわけねーだろっ!!!」

「だったら、なー、いいじゃん。銀さんと、銀さんの銀さんのためにさっさと一発……」

「ちょ、ちょっと待てっ!」

「…この期に及んでまだ何か…」

「押し倒す前に言うことあんじゃねーのか?」

「何が?」

「………お前…俺のことが好きなのか?」

「あ?何言ってんの、そんなわけ……………あれ?」



……

………

「…っ…」(///△///)

「………くっ……ぶはははははははっ!!」

「わ、笑うなぁぁあああ!!」(真っ赤)





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ドキドキ=ムラムラだと思っている爛れた恋愛しかしてない銀さんの話しでした。
ムラムラ部分を強調するために、下っぽいネタばかり言ってますが、
こういう銀さんも萌えます(笑)




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