Nove-A

□南校舎三階音楽室
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例えばそれは、腐れ縁って奴で。


切るに切れないというか。

切る気が無いというか。



まぁ、今が楽しければそれで良いと。
そんな関係なのだ。



何が、って?



彼らの関係性。だ。







「あぁ?誰がこんなモン頼んだんだよ。」



「はい?」



並盛高校南校舎三階音楽室。
今は使われていないその教室。
日当たり最高。
職員室からも最も遠く。
立地条件は抜群である。

「だから、俺はこんなの要らないぞコラ」
某コンビニで大量生産で販売されているカレーパンの袋片手に眉を寄せる金髪美青年コロネロ
17歳の高校2年生だ。


「ハァ!?コロネロ先輩がカレーパン食べたいって言うから!!」


俺買って来たのに!!
と、愛用のヘルメット片手に叫ぶ青年スカル。
16歳の高校1年生は既にパシリ歴16年という大ベテラン


「コロネロはもっちりインドカレーパンって言ってたぞ」

雑誌をパラパラと捲りながらサラリとそう言うのが、黒髪を後ろに軽く立たせた落ち着きを持ち過ぎた17歳高校2年のリボーン。


「それって、黒曜高の近くにある美味しいって噂のパン屋のだよね?買いに行くなら僕のもよろしく。」

黒のマニュキアで綺麗に整えた爪を色どらせていくのがマーモン。スカルと同じく16歳の高校1年に関わらずおちらかと言えばリボーンやコロネロに近い存在だ。



これは、そんな4人がおりなす青春物語。





…ではなく。





そんな4人+ある一人の青年が織り成す

波乱万丈の物語なのであった。










++

取り合えず序章。
アルコのメインとしてはこのメンバーだけれども他の子達も勿論出てきます。

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